フランク/ヴァイオリン・ソナタ
フランク/ヴァイオリン・ソナタイ長調@五嶋みどり&ロバート・マクドナルド(ソニークラシカル:SICC339)
1997年6月の録音.
突然,この曲が聴きたくなったのはいいけど,探してみると出て来たのは往年のティボーとコルトーが組んだ録音(EMI).他には無いのかと探してみたら,『のだめカンタービレ』でエルガーのソナタが話題になったときに買った五嶋みどりのCDのカップリングがフランクだった,という(^^;).
ウチのカミさんに言わせると,五嶋みどりのヴァイオリンはあまりヴァイオリンらしくないのだそうで「こんなにキレイなサード・ポジションはちょっと違うよ」とおっしゃる.その評が妥当なのかどうか,僕にはよくわからないのだが,確かに甘くは無いがアクも強くない,磨かれたキレイな音が鳴っているとは感じる.でも,何だかフランクよりはヴィニャエフスキに相応しいような音のような気がしないでもない(^^;).
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コメント
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実はこのCD、私もきのう久しぶりに聞きました。といっても今回は、エルガーは聞きましたが、フランクは聞いていません。
このCD、エルガーファンの私が、発売と同時に買ったもの。(実は、「のだめ」にはまったく関心がもてず、この曲が「のだめ」に使われていたと知ったのは、一週間ほど前のことでした。)このソナタの楽譜を入手したので加藤智子さんのCDを聞き、たしか五嶋さんのCDもあったはず、とようやく探し出しました。
買った当時、五嶋さんのエルガーもフランクも好きになれず、今に至るまで聞くことはなかったのですが、あらためて聞いて、G.C.W.さんのおっしゃるとおりきれいな音にあらためて驚くと同時に、かなりいい演奏だなと、評価が少し変わりました。。。フランクも今度の休みにゆっくり聞きたいと思います。
(このCDの後に出された五嶋さんのフランスのヴァイオリンソナタ集は、好きなCDです。)
おしゃべりが長くなりました、すみません。
※G.C.W.さんの図書館の被災についての情報、このブログを最初に訪れたときから、「う~んっ」と心動かされています。
投稿: かぐら川 | 2007/07/19 00:04
>>かぐら川さん
これは奇遇でした.僕もしばらく振りだったんです,このCD聴くのは.ちょっとキレイにすぎて,感興が薄いところがなきにしもあらず,なんですよねえ.
ときにエルガーは,僕にとっては何と言っても交響曲第2番に止めを刺します.偉大なRVWを横目にしながら,エルガーの2番とウォルトンの1番が,イギリスで書かれた交響曲の中でも大好きな作品でして(^^;).
投稿: G.C.W. | 2007/07/20 20:05