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ココログ


ほし2

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2007年7月の記事

2007/07/31

ベートーヴェン/ウェリントンの勝利

ベートーヴェン/交響曲「ウェリントンの勝利,あるいはヴィットリアの戦い」作品91@アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(マーキュリー:434 360-2)

 1960年6月の録音.わざわざニューヨークはウェスト・ポイントにある合衆国陸軍学校からナポレオン戦争当時の青銅製のカノン砲とマスケット銃を借り出して使用するという凝り性な録音である.

 この作品は1813年6月13日にウェリントン公がスペインのヴィットリアでナポレオン軍を大破したことのお祝いとして作曲される.元々は「パンハルモニコン」というヨハン・ネポームク・メルツェル(1772-1838,メトロノームの発明者として音楽史に名前を残す)が発明した大型の自動合奏楽器での演奏を想定した作品で,この頃メルツェルがベートーヴェンと計画していたイギリス旅行で披露するのが目的だったという.
 ベートーヴェンはパンハルモニコンのみならず,普通の管絃楽(ただし,ほぼ4管編成という大型のオケ)でも演奏できるようにした編曲譜を作った.管絃楽版が出版されたのと同時期に出版された様々な編曲版(トルコ風軍楽,絃楽五重奏,ピアノ三重奏,2台ピアノなど)にどの程度作曲者自身が関与していたのかは,手元の資料ではあまりよくわからない.初演時に演奏されたのは管絃楽版で,中心に大オーケストラを,左右にUK軍とフランス軍を象徴する軍楽隊を配置する,おまけに本物の火器を使用する,という当時のベートーヴェンにしては芝居っ気たっぷりな(^^;)舞台構成をとる.

 曲調は実に娯楽的,というか,肩の凝らない音楽で,実際にカノン砲やマスケット銃が炸裂していても,肉弾相打つ,と言うよりはどうにも剣道の練習をやっているような雰囲気で進むのが,何やらウェリントン公,あるいはナポレオン麾下の将軍たちの華麗な肖像画を連想させて,どこか可笑しい.この作品が大当たりをとった,という話がわかるような気がする.

柏崎市立図書館,8月1日より一部開館

 ソフィアセンター(柏崎市立図書館)が,明日8月1日より一部開館することが,ホームページに告知されました.詳細は,下記のリンク先(pdfファイルです)をご参照ください.

http://lib.city.kashiwazaki.niigata.jp/osirase/itibukaikan.pdf

開館時間や休館日の変更,利用できない資料群もあるようですが,まずは開館にこぎつけることができたことを喜びたいと思います.関係者の皆様,お疲れさまでした.

 私事ではありますが,数年前に某図書館の資料を勤務先で借り受けて利用者が破損してしまった際に,柏崎市立図書館にはいろいろとお世話になった記憶があります.本来ならば現地に入ってボランティア活動すべき立場にあるのでしょうが,公私とも諸事多忙な折でであり,止むを得ず情報の収集と提供にて,罹災者のお役に立てればと願っているところです.
 被災地において,一日も早い水道と都市ガスの復旧がなされることを祈念しています.

2007/07/30

ショスタコーヴィチ/交響曲第8番

ショスタコーヴィチ/交響曲第8番ハ短調作品65@ベルナルド・ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(デッカ:444 430-2)

 1982年の録音.西側でのフロンティアとしての価値以外には,現在ではあまり高い評価の出来ないハイティンクのショスタコーヴィチ全集の中では,好演の部類に入る録音だろうか.統制された狂気が支配するムラヴィンスキーとも,暗い情念が交錯するコンドラシンとも,マッシヴでひた押しに押すヤルヴィとも異なる,如何にもハイティンクらしい距離を置いた(4番あたりではマイナスに働いている)解釈が,ここではプラスに働いていると思う.アクの強さには欠けるものの,マテリアルな音響に堕さずに,作品の内側も目配りが行き届いている.

2007/07/29

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30@ヴラディーミル・ホロヴィッツ&ユージン・オーマンディ/ニューヨーク・フィル(BMG:82856 59411 2)

 1978年1月8日,ホロヴィッツ(1903-1989)が20数年ぶりにオーケストラとの共演を果たした際のライヴ録音.ホロヴィッツは,ラフマニノフのピアノ協奏曲は第3番しか弾かなかったそうで(ルービンシュタインは逆に第2番しか弾かなかったらしい),作曲家自身に「私よりも上手い」と認められていたほどだったそうだ.

 何でも,このときホロヴィッツは共演するオケと指揮者をNYPとオーマンディでなければダメ,と言ったらしく,それまでNYPを振ったことのないオーマンディが急遽引っ張り出されてぶっつけ本番に近い形で指揮したとか.それにしては,オケはあちこち弾き崩しテンポもいたるところで自由に伸び縮みさせるホロヴィッツによく合わせている.ホロヴィッツのクセをよく飲み込んでいたオーマンディの棒さばきの上手さ故か.ホロヴィッツは,良くも悪くも天衣無縫な弾きぶりで,ミスタッチがあろうが音が濁ろうがおかまいなし(^^;).どうでもいいところは弾き飛ばし,自分の気に入ったパッセージはガンガン弾き,如何にもホロヴィッツらしい見事さである.

J.S.バッハ/前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552(シェーンベルク編曲)

J.S.バッハ/前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552(シェーンベルク編曲)/レナード・スラットキン/BBCフィルハーモニック(シャンドス:CHAN9835)

 読売新聞【鈴鹿8耐、加賀山・秋吉組が優勝

 祝・ホンダ11連覇阻止,スズキ優勝! それもヨシムラだよね.いやー,オメデトウ!

 誰かさん(^^;)の影響で多少オートバイ,それも鈴鹿8時間耐久レースが実は好きです.以前はNHK-BS1でも放送していたのですが,最近はスカパーしか生中継してくれないので,まさか鈴鹿8耐のためだけにスカパー入れるわけにもいかず,何処かがホンダの連覇を阻んでくれないかなあ,と期待するだけなのでした.いやーよかったよかった.

朝青龍「仮病」疑惑騒動

 報知新聞【朝青龍、巡業「半永久的」追放…仮病疑惑
 サンスポ【【大相撲】朝青龍、仮病でサッカー…夏巡業から締め出し

 以前,石井代蔵の本で読んだのだけど,昔々の大相撲では年2場所しかなかった「本場所」はあくまで力士の力量を測る試験,試験で好成績を挙げた(本場所で番付を上げ人気の出た)力士を巡業で売り,人気力士の名前で巡業を売ったものなのだそうだ.巡業は大相撲の重要な収入源であり,ある意味本場所よりも大切なものであった,と.そのような伝統のある巡業を,「骨折」の診断書を提出して休場したはずなのに,師匠も知らぬ間に国外に脱出してサッカーの試合に出場していたとは,何をかいわんや,というところが日本相撲協会,横綱審議委員会,巡業の勧進元,大相撲ファンの大方の思いだろうか.抗議の電話やメールが協会や勧進元に寄せられるのも,もっともな話である.

 しかし,正直なところ僕のような素人から見ても「北の湖体制」になってからの日本相撲協会執行部は,朝青龍の不祥事に対しては腑抜けでおおよそ威厳というものが感じられない.そもそも朝青龍の師匠と言えば「大ちゃん」こと元大関朝汐の高砂親方,現役時代の相撲を覚えている身からすると,失礼ながら「横綱」朝青龍を制御できるだけの人格者とも思えない.この不祥事のケリを,北の湖や高砂がどのようにつけるのか.朝青龍に引導を渡す(引退,最低でも年内の本場所・巡業の出場停止)ことが出来れば,他の外国人力士(誰とは言わないが)に対しても一罰百戒の効果があるだろうが,恐らく北の湖では無理だろうな,残念ながら.

2007/07/28

カリンニコフ/交響曲第1番

カリンニコフ/交響曲第1番ト短調@ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管絃楽団(シャンドス:CHAN8611)

 1987年4月の録音.ロシア(旧ソ連)以外でのカリンニコフ再評価の嚆矢となった録音ではあるまいか? 第2次大戦前は日本でも近衛秀麿により演奏されたことがあり,それなり知られていた作品だが,戦後は歴史の片隅に追いやられていた感がある.故・大木正興は「レコード芸術」誌上の新譜月評でスヴェトラーノフの録音を,作品ともどもバッサリ切り捨てていたと記憶する.
 しかしこの交響曲は,病と貧困の中で世を去ったヴァシリー・カリンニコフ(1866-1901)の残した,傑作である.どこか懐かしい雰囲気の漂う旋律と,(チャイコフスキーを除く)当時のロシアの作曲家には珍しいほどの構成力が渾然一体,絶妙なバランスで表現されている.

2007/07/27

オッフェンバック/パリの喜び

オッフェンバック(ロザンタール編)/「パリの喜び」@マニュエル・ロザンタール/モンテ・カルロ・フィル(ナクソス:8.554005)

 1996年7月の録音.明日は夕刻から披露宴にお呼ばれしているので,ちょっと明るい華やいだ音楽を聴いて前景気を煽るのであった(^^;).
 「パリの喜び」は喜歌劇の作曲家として一世を風靡したジャック・オッフェンバック(1819-1880)の作品からピックアップした音楽を,バレエ音楽にロザンタール(1904-2001)が編曲したもの.これはそのロザンタール92歳(!)のときの録音であるが,年齢から来る弛緩のようなものは感じられない,なかなか若々しい演奏である.さすがに溌剌,とまではいかないが(^^;),しなやかな華やぎは失われていない.まあ,見事な年の取り方をしたものだ,と思う.

2007/07/26

松平頼則/左舞

松平頼則/左舞(ナクソス:8.555882J)

 2001年7月-8月の録音.今日は産経新聞【【コラム・断 片山杜秀】自国の音楽家の価値を知れ】こんなアジテーションを偶々見つけたので,今年が生誕100年と言う松平頼則(1907-2001)の作品を聴く(このアジそのものは,真っ当な論ではあるが,残念ながら報道機関に必要な「公正中立」を放棄した産経新聞に掲載されたということで,その価値にいささか傷がついているのが惜しい.ついでに言えば,日本人作曲家の価値を文章で伝えきれない批評家の,責任が皆無であると言えるのかどうか).松平は1950年代半ばに前衛に転じ,このCDに聴く限り「日本のヴァレーズ」とも形容できそうな作品群を書き続けた作曲家.この作品も管絃楽曲であるとはいえ,日本の雅楽の伝統の上にヴェーベルンを載せたような作品で,静謐な中に不意に叩かれる打楽器の一打ちが非常な意味を持って来るような音楽に仕上がっている.

 10年ほど前だったか,親友のお誘いを受けて上野の奏楽堂へ,3時間を越える日本の戦後クラシック音楽の流れを俯瞰する演奏会を聴きに行ったことがある.そのとき,ある意味最もリスペクトされていたのは松平頼則だったと記憶する.解説を担当していた林光が「今日演奏する作品の中で,一番大きな編成の作品」が松平のものであること,またそれが当時今だ現役であった松平への敬意の表出であることを話していた(余談ながら,最初この演奏会の企画を立案したのは黛敏郎だったのが,彼が演奏会の数ヶ月前に死去したのを受けて林光が解説を代わったと,林自身が当日語っていたっけ.考えてみれば右から左への急旋回であったなと,今にして思う(^^;)).

 話は違うけど,前のものよりは読み易い(?)テンプレをココログで拾ってきました.萌え系じゃないけど(^^;).

2007/07/25

ハチャトゥリアン/ヴァイオリン協奏曲

ハチャトゥリアン/ヴァイオリン協奏曲ニ短調@ルッジェーロ・リッチ&アナトール・フィストゥラーリ/ロンドン・フィル(デッカ:448 252-2)

 1956年,最初期のステレオ録音だがさすがにハイファイで鳴らしたデッカの録音だけに,デジタルリマスタリングのあとでも随分と鮮明な音である.初演から10年ほどしか経っていないのに,演奏者の手の内にこの作品がしっかり収められているのは見事.
 リッチ(1918-)はUSA生まれのイタリア系ヴァイオリニストだが,確か世界で一番最初にパガニーニの「24のカプリース」のステレオでの全曲録音を成し遂げたひとで,まずは19世紀のヴィルトゥオーゾ系ヴァイオリン作品を得意とする.大変に貪欲と言うのか,とにかくレパートリーは広く,J.S.バッハの録音は知らないがパガニーニ,サラサーテからベートーヴェンやブラームス,さらにはハチャトゥリアンやヒナステラまでレパートリーにして録音している.ブラームスの協奏曲だったか,名のある作曲家やヴァイオリニストが残したカデンツァを網羅して巻末付録みたいに録音して,カデンツァのところを取り替えることが出来るCDも出している.ミッシャ・エルマンからイヴリー・ギトリスにまで及ぶクラシック系芸人ヴァイオリニストの典型のようなヴァイオリニストである.

2007/07/23

シューベルト/ミサ変イ長調

シューベルト/ミサ変イ長調D.678(第5番)@ヴォルフガング・サヴァリッシュ/バイエルン放送交響楽団(EMI:5 73365 2)

 1980年1月の録音.完成度は非常に高いものだが,どうも独唱陣(ヘレン・ドナート,ブリギッテ・ファスベンダー,フィッシャー・ディースカウら)が強力に過ぎて,シューベルトのこの手の作品に顕著な夢幻の雰囲気を,現実主義的なものに引っ張っているような気がする.元来サヴァリッシュの指揮がベームをさらに即物的にしたと言うか,ブルーノ・ヴァイルのような古楽派ほど「身も蓋もない」ものではないにせよ,現実的なものではあるのだが.かろうじて合唱だけが,シューベルトの夢幻な雰囲気をかすかに醸し出している.
 もっとも,シューベルトは必ずしも宗教的な人間ではなく,この作品もある意味現実の「出世」を狙って作曲したものであるのも確か.そして,その意欲が当時の皇帝の好みを反映した凡百のミサ曲を差し置いて,現在でもこの作品がこうして録音される衝動を演奏家にもたらしているとすれば,こうした現実主義的なシューベルト演奏にも何ほどかの真実が含まれているとも言えそうである.

 なお,明日の晩はココログがメンテナンスを決行(!)するので,恐らく更新しません.

日本にもいたビル・ゲイツ?

 タイトルはちょっと大袈裟ですが(^^;).友人が教えてくれた記事.

 中日新聞【恵那市中央図書館の建物、蔵書を贈呈 バロー相談役・伊藤氏の財団

 この記事,以前どこかで寄付の協定が結ばれた記事を読んだような記憶はあるのですが,すっかり忘れてました.それがついに,ある形に結実したと言うことですね.澁澤榮一の如き,財界人の古き良き「ノーブレス・オブリージュ」の残滓が,未だに残っていたことにある種の感動すら覚えました.
 願わくは,恵那市中央図書館が某業界団体のつまみ食い(^^;)に遭わないことを祈りつつ,良き果実が実ることを期待しています.
 
 ちなみにバローはこんな会社.東北では縁が無いけど,中部から関東にかけて展開しているスーパーとホームセンターのようです.

『関東大震災』『東京灰燼記』

 震災とその対応等について,現在手軽に入手可能と思われる,今更僕が解説をする必要もない書籍群です.もし未読の方がいらっしゃったら,ご一読をお薦めします.

2007/07/22

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@ハンス・ツェンダー/ザールブリュッケン放送交響楽団(cpo:999 477-2)

 1973年4月の録音.ツェンダー(1936-)の60歳の祝いにcpoから何枚か出たCDのうちの1枚だったと記憶する.第1楽章の反復をしなかったり,速めのテンポで進行するあたり,セルやコンドラシンと似たような解釈だが,どこかつかみどころの無い演奏である.カミソリのような切れ味と鉈のような鈍重さが何処かで同居しているような,不思議な感じを受ける.ツェンダーが現代音楽のすぐれた解釈者であると同時に,東洋思想にも一定の理解を示す,何が何処でつながっているのかよくわからない(^^;),多面的な人物であることの反映かもしれない.

2007/07/21

ベートーヴェン/交響曲第5番

ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調作品67@アルトゥール・ニキシュ/ベルリン・フィル(DG:POCG-2126)

 1913年の録音.当然だが電気録音(マイクロフォン)ではなく,アコースティック録音(ラッパ吹き込み)である.実に情けない音で,テンポ以外のニュアンスを聴き取ることはまず無理な録音しか聴こえない.トスカニーニは「これは私の知っているニキシュではない」と言ったそうだが,一見イン・テンポを装いながらも実はかなり細かくテンポを動かし,スタイリッシュなテンポでベートーヴェンを聴かせている(ように思われる).
 ニキシュ(1855-1922)はオシャレにかなり気を遣うひとで,女性にはよくモテたそうである.いつも燕尾服の袖からワイシャツの袖口がほどよく見えるように気を配り,その袖口には必ずステキなカフス・ボタンを付けていた,なんて逸話もあるらしく,その指揮姿は実に洗練されたものだったらしい.「身振りは大きくなく,むしろ目で指揮をしていた」とも伝えられている.滅多に同業者を褒めない(マーラーやフルトヴェングラーのような,テンポを動かす指揮者が特に御嫌いだったらしい)トスカニーニが唯一尊敬していたのがニキシュだったとも言う.

災害発生時の情報提供

 平成19年新潟県中越沖地震の発生を受けて,災害関連情報の収集と提供を出来る範囲でやっていますが,こーゆうことをやっていると官公庁の情報の提供方法に,いろいろな違いがあることがわかってきます.

 省庁レベルで情報が何処にあるのかわかりやすいのは,厚生労働省.トップページに最新の情報へのリンクがあり,またかなりマメに更新がされています.首相官邸特設ページが毎日更新されていますが,すべてpdfファイルなのは如何なものかと(動画ファイルがひとつありますが).わかりにくいのは国土交通省.情報が出先ごとに更新されている上に,それがトップページからリンクされていないし,特設ページが開設されたのも遅い.道路状況の情報が何処にあるのか,最初のうちはよくわからなかった有様で(例えば,長岡国道事務所のサイトを見ても近所の高速道路の状況はわからない)誰もが国土交通省の組織に精通しているわけではないのだから,もう少し緊急時の情報提供について考えて欲しいです.

 あと,幾つかのサイト(官公庁に限らず)で最初に開設した情報提供のページと,あとから整理した際のページのURLが変わっているところがあるのは,ちょっと困ります.取る物も取り敢えず,取り急ぎ第一報を出して,それから必要に応じて組み直すということがどうしても出て来るのは止むを得ないと思いますが,出来ればURLの変更や,それにともなう第一報の削除は避けて欲しい.第一報のページから特設ページへのリンクを張る,程度の修正で済まして欲しい,というのが正直なところです.

 新聞社では,神戸新聞社が新潟県中越沖地震について自他の動きを詳しく報道しているのは,さすが過去の経験がモノを言っているな,と.過去の経験が業界団体に蓄積されていない図書館業界とは違うなあ,と感じ入りました.阪神・淡路大震災ではあのあたりの図書館業界も大打撃を受けたはずなのに,あのあたりにそれを経験した「政治的」実力者が何人もいるはずの業界団体の動きが相変わらず伝わって来ないのは,何とも情けない限りです.ねえケペル先生? まあ,ケペル先生にせよ図書館屋の雑記帳にせよ,貸出至上主義のユートピアの中に公共図書館の意義があると考えている連中に,公共図書館による災害時の罹災者に対する情報の収集と公開を考えろ,と言う方が間違っているのでしょう.

 魔法の言葉をひとつ.「提供された情報に対して,その情報が有益かどうか,信用するに足るものであるかどうか,最終的な判断をするのは提供する側ではなく提供された側である」どうです?

2007/07/20

ニールセン/交響曲第4番

ニールセン/交響曲第4番作品29「消しがたきもの」@ダグラス・ボストック/ロイヤル・リヴァプール・フィル(クラシコ:CLASSCD 298)

 2000年8月の録音.カール・ニールセン協会校訂の楽譜による初録音との由.録音のためなのか,あまり高音の伸びない,中低音重視の少々くすんだ響きで一貫しているのは,ニールセンの録音にはちょっと珍しいような気がする.何しろこの作品はカラヤンが録音を残した程度には,分厚く壮麗で輝かしく録音することも可能な音楽なので.

2007/07/19

ショスタコーヴィチ/交響曲第2番

ショスタコーヴィチ/交響曲第2番ロ長調作品14「10月」@キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(メロディア/アウロス:AMC2-043-2)

 読売新聞【宮本元議長 共産党を支えたカリスマの死 : 社説・コラム】本当は今朝の産経新聞1面トップに掲載された記事にリンクを貼りたかったのだけど,産経はケチなのか何なのかその記事をwebに掲載してくれないので,読売の社説で代える.なお,今日の〈産経抄〉は読んでいて吐き気をもよおす醜い文章なので却下.宮澤喜一が亡くなり,宮本顕治が死んで,産経一派はいよいよ「私の時代が来た!」とでも思っているのがミエミエの,ケチな了見のコラムであるよ.

 というわけで,宮本顕治追悼企画.何だかんだ言っても,一時代を築いた政治家ではある.ただ,某市で宮本百合子の追悼企画が上手くいかないのは,このひとのせいだ,という噂を聞いたことがあるくらいで,何でも自分の思い通りにならないとダメなひとではあったようだ.だから,未だに某市内にはひとつしか宮本百合子の文学碑は無いらしい.
 何時の世にも,理想と現実の折り合いをつけるのは難しく,宮本顕治は日本共産党のカリスマだったかもしれないけど,結局それは「宮本主義」としか呼びようの無いところまでいっていたんじゃなかろうか,というのが正直なところ.

義を見てせざるは勇無き也

 愚智提衡而立治之至也: 2007年7月号の〈としょかんCHATTERBOX〉を読んで誤解しているひとがいるようなので一言.

 誰か他の奴がやればいいだろ,と思っていたら,僕は最初から情報提供を試みてませんよ.罹災者の誰かひとりでもいいから,誰かの役に立てばそれでいいわけですから.毀誉褒貶は最初から問題にしてませんしね.

 ただ,こちらを皮肉っぽい眼差しで見ていたくせに,如何にも正論ぶって「いいとこどり」をしようとしている輩や,偉そうに他人のプライバシーまで引っ張り出して論難していたのに,一旦緩急ある際には何一つ自らの手を汚そうとしようとしていない奴が許せないんですよ,「9.11」以来のキャリアを持つ僕は.

 さて,もう少しがんばろうっと.

2007/07/18

フランク/ヴァイオリン・ソナタ

フランク/ヴァイオリン・ソナタイ長調@五嶋みどり&ロバート・マクドナルド(ソニークラシカル:SICC339)

 1997年6月の録音.
 突然,この曲が聴きたくなったのはいいけど,探してみると出て来たのは往年のティボーとコルトーが組んだ録音(EMI).他には無いのかと探してみたら,『のだめカンタービレ』でエルガーのソナタが話題になったときに買った五嶋みどりのCDのカップリングがフランクだった,という(^^;).
 ウチのカミさんに言わせると,五嶋みどりのヴァイオリンはあまりヴァイオリンらしくないのだそうで「こんなにキレイなサード・ポジションはちょっと違うよ」とおっしゃる.その評が妥当なのかどうか,僕にはよくわからないのだが,確かに甘くは無いがアクも強くない,磨かれたキレイな音が鳴っているとは感じる.でも,何だかフランクよりはヴィニャエフスキに相応しいような音のような気がしないでもない(^^;).

2007/07/17

W.A.モーツァルト/ホルン五重奏曲

W.A.モーツァルト/ホルンと弦楽四重奏のための五重奏曲変ホ長調K.407@ゲルト・ザイフェルト&ブランディス四重奏団(ブリリアント:999724/1)

 ニンバス原盤.1995年7月の録音.
 いま,この時点で,この伸びやかな音楽に「希望」を託したい僕は,馬鹿なのかもしれません.自分にとって何をすることがいま,最善であるのか,答えは出ているはずなのに,未だに図書館論壇を話題にし続けているというのは,やはり少々問題であるかな(^^;).徐々に読書な生活に戻りましょう.
 ただし,これからも災害関連には常に気を配り続けます.引き続き「新潟県中越沖地震」にて罹災した公共・大学図書館関連の情報提供をお願いします.また,現在各地で発生している降雨水害において罹災した図書館等の情報もありましたら,御連絡よろしくお願いしますm(_)m

マーラー/交響曲第9番

マーラー/交響曲第9番ニ長調@ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団(インターコード:INT 860.913)

 1990年4月と8月の録音.ギーレンは後にこの作品を再録音をしているので,こちらは旧盤ということになる.テンポが遅くなって巨匠然としている新盤に対して,こちらは未だ60代のギーレンらしい明敏で鋭角的な演奏に仕上がっている.基本線は「静謐」なのだが,だからこそ盛り上がるべきところで充分にエネルギーが放出される.また,音楽の美しさと言う点でも,瞬間的にハッとするような雰囲気があるのは旧盤の方である.ギーレンの全盛期を堪能できる録音であろう.
 今日はいささか頭の中が火照っていて,何かを考えられるような状態じゃないので,こーゆう演奏を聴いて頭の芯を冷やさないといけないな.

2007年7月号の〈としょかんCHATTERBOX〉

 今日自宅に届いた「図書館雑誌」2007年7月号の〈としょかんCHATTERBOX〉欄に,図書館業界における危機管理の第一人者であるところの中沢さんによる「図書館の危機管理を考えるとき,あまりにも歯がゆいこと」というタイトルの投稿が掲載されてました.直接の契機は平成19年能登半島地震のようですが,昨日平成19(2007)年新潟県中越沖地震が発生して大きな被害が報道されている折もおり,結果的にタイムリーな投稿掲載になったことだと偶然の符合に驚きます.

 もっとも,中沢さんの感じている「歯がゆさ」の中には,恐らく僕のような外野席にいる人間が,自分なりにネットを駆使して災害情報をblogにupする一方で,日図協や図問研の災害への対応について,事あるごとに批判を繰り返していることへの有効な反論がなしえないことも,幾分かは含まれているんじゃないかと邪推してます.今次の新潟県中越沖地震でも業界団体は僕がひとりでやっていることさえ出来ずに,後手後手に廻ってますものね.ここ数年,地震災害が起きるごとに日本建築学会土木学会がネットでも現場でも迅速に動いているのを見るにつけ,我が業界の「資源」の貧しさにがっかりします.我が業界団体は「情報の収集と公開」が図書館の主たる業務のうちであるにもかかわらず,災害情報Wikiなりblogなりを立ち上げることも出来ずにいる(ましてや迅速な災害調査団の派遣などもっての外)のが実情ですから.

 あまりに「情けない」としか形容の仕様のない業界団体の体たらくの中で,「平成16年新潟県中越地震」の際もそうでしたが,新潟県立図書館の公共図書館罹災に関する情報収集への努力には(もちろん業界団体のふがいなさ故ばかりのことではありません),僕は最大限の敬意を表します.

 要するに「図書館屋の雑記帳」の中のヒトのように,大規模で名の通った公共図書館に勤めていて,図問研を激賞するばかりか日図協の業務にも参画し(?)(新川あたりを仕事前に散歩していた記事をblogに上げていたですね),エライひとの覚えもめでたく(森崎震二が亡くなったとき,自分が如何にかわいがられたかをとくとくとblogに書いていたくらいですから),反貸出至上主義派の僕のことを「嘘吐き」呼ばわりした,自分こそは正義派で誠実だと思っている人間が,中沢さんが提唱する仕事を引き受ければいいんですよ.そうすれば,業界的な信用も社会的な信用もおありだと思っている「正義と真実の人」が情報の収集にあたっていることになるわけですから,すべてが上手く回転するのと違いますか?

2007/07/16

平成19年(2007年)新潟県中越沖地震

 地震で罹災されたみなさまに,謹んでお見舞い申し上げます.

 取り急ぎ,左側右側のサイドバーに今日(7月16日)午前10時13分ごろに発生した地震に関する情報を上げています.なお,罹災した公共・大学図書館等の情報がございましたらコメント,メール等でご一報ください.よろしくお願いします.
 しばらくの間,このエントリーは随時更新されます.内容が順不同になり,わかりにくくて申し訳ありません.

※7月17日15時30分追記:主題別に記事を並べなおしました.

※現在の最終更新日時: 7月22日21時00分ごろ.

※7月22日21時追記: ボランティアの方々も入れるようになり,現地の情報が直接入手しやすくなってきたと判断しましたので,一旦このエントリーの更新を終了します.情報の収集と提供にご協力いただいた皆様方に,この場を借りて御礼申し上げます.罹災された方に,この場を借りて改めてお見舞い申し上げますと共に,一日も早い復旧を祈念いたします.


[官公庁]
気象庁|地震情報 平成19年7月16日午前10時19分発表
気象庁|地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_sindo_index.html

首相官邸: 平成19年新潟県中越沖地震関連情報
http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/niigatajoutyuuetu/index.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第1報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0716-1.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第4報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0717-1.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第5報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0718-2.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第6報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0718-3.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第7報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0719-2.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第8報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0720-5.html

厚生労働省:新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第9報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0721-1.html

厚生労働省:平成19年新潟県中越沖地震にかかる災害救助法の適用について(第1報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0716-2.html

防衛省・自衛隊:平成19年新潟県中越沖地震に係る災害派遣ついて(7月17日19時00分現在)
http://www.mod.go.jp/j/news/2007/07/17.html

防衛省・自衛隊:平成19年新潟県中越沖地震に係る災害派遣について(7月18日21時00分現在)
http://www.mod.go.jp/j/news/2007/07/18b.html

国土交通省: 新潟県中越沖地震関連情報
http://www.mlit.go.jp/chuetsuokijishin/index.html

国土交通省: 新潟県中越沖地震 道路の被災による一般車両の通行禁止の状況について
http://www.hrr.mlit.go.jp/road/chuetsuoki/


[ボランティア]
東京新聞:人も物資もちょっと待って 中越沖地震被災地の柏崎:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007071801000101.html

社会福祉法人 柏崎市社会福祉協議会
http://www.syakyou.jp/

県外ボランティア殺到で“渋滞”、柏崎市が異例の自粛要請 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070720it13.htm

柏崎市街地への車両乗り入れ自粛のお願い 7/20 19:00/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_89.html

東京新聞:ボランティア次々被災地へ 地震の柏崎、初めての週末:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007072101000131.html

中越沖地震:発生後初の週末、ボランティア集結 行政の情報提供不足、目の当たり-事件:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070721dde041040028000c.html

中越沖地震:県外からのボランティア、受け入れへ-事件:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070722k0000m040042000c.html

中越沖地震:旧山古志村有志が「恩返し」支援-事件:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070722k0000m040053000c.html


[救援物資にかんする注意]
個人から救援物資受け入れず 柏崎市の対策本部|災害事故|社会|Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiko/070717/jko070717009.htm

新潟日報 個人からの救援物資は遠慮を
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1238

中越沖地震:個人からの救援物資は受け取らず…柏崎市-上中越沖地震:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/news/20070717k0000e040014000c.html

新潟県庁:平成19年7月16日の地震関連情報:県は個人の皆様からの救援物資を辞退しています
http://bosai.pref.niigata.jp/bosaiportal/0716jishin/kyuen/kyuenbusshi.html

個人からの物資の取扱いについて/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_7.html

柏崎市が救援物資の受け入れ制限 中越沖地震|災害事故|社会|Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiko/070719/jko070719014.htm

中越沖地震:柏崎市の保管施設満杯 救援物資の停止を!-上中越沖地震:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/news/20070719k0000e040030000c.html

新潟日報 政府が被災地へ無償支援物資
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1289


[報道]
報道はこちら↓でもクリッピングしています.
愚智提衡而立治之至也の取り急ぎブックマークしました / 新潟県中越沖地震

中越沖地震 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7600/
 中越沖地震 震災掲示板 : 中越沖地震 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7600/20070716_01.htm

中越沖地震:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/

asahi.com:朝日新聞 新潟県中越沖地震 - ニュース特集
http://www.asahi.com/special/070716/

新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line
http://www.niigata-nippo.co.jp/
 新潟日報 災害サイト
 http://www.niigata-nippo.com/blog/
 新潟日報: 特集 新潟県中越沖地震
 http://www.niigata-nippo.co.jp/tyuetsuoki/jishin/

毎日新聞【上中越沖地震:2人死亡150人負傷 住宅倒壊多数
毎日新聞【中越沖地震:震度6強で庁舎使用不能に 長野・飯綱町
毎日新聞【中越沖地震:学校など167カ所被害 新潟、長野両県で
毎日新聞【中越沖地震:自治体への災害義援金は料金無料 郵政公社
毎日新聞【中越沖地震:雨降りもストレス 避難所では食中毒を心配
毎日新聞【中越沖地震:自衛隊が入浴施設設置 100人が列 柏崎市
毎日新聞【中越沖地震:PC周辺機器メーカーが無線LANサービス

産経新聞【新潟、長野で震度6強 倒壊などで150人以上けが
産経新聞【避難所の高齢者夫婦ら 暑い体育館、病身つらく
産経新聞【被災者に公営住宅を提供、長野県が230棟用意
産経新聞【中越沖地震、「ウェザーニューズ」社が無料でがけ崩れ予測

新潟日報 地震被害乗じた犯罪に注意を
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1244
新潟日報 日赤がテントで応急治療開始
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1259

新潟空港は“足”を確保 - 社会ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070717-228326.html

21日まで再開見合わせ…高校野球新潟大会:高校野球:野球:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20070717-OHT1T00177.htm

仮設住宅にデイサービスの福祉施設併設…新潟県知事が表明 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070719i111.htm

新潟日報 柏崎市が高齢向け福祉避難所
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1294

新潟日報 聴覚障害夫婦、得にくい情報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1297

神戸新聞: 新潟・中越沖地震関連情報
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000472089.shtml

新潟日報 被災地、大雨がけ崩れに注意
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1308

新潟日報 国道8号線は23日に復旧開通
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1320


[東京電力,東北電力,原子力発電所(報道)]
TEPCO : TEPCOニュース
http://www.tepco.co.jp/tepconews/index-j.html
東北電力 プレスリリース最新情報
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/index.html

東電の原発被災対応、首相が問題視 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070716i115.htm
柏崎刈羽原発、初期消火わずか4人…自主防災機能せず : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070717it02.htm

停電の復旧完了 新潟県中越沖地震|災害事故|社会|Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiko/070718/jko070718020.htm

新潟日報 トラブル「いい体験」と発言
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1273

新潟日報 原発トラブル、住民説明なし
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1318

新潟県中越沖地震をめぐる原子力発電所関連の記事は,現在こちら↓でクリッピングもしてます.
愚智提衡而立治之至也の取り急ぎブックマークしました/ 新潟県中越沖地震/ 原発


[大学]
柏崎市にある新潟産業大学は,この地震で7月17日(火)-7月20日(金)の間を休講とするとのこと(詳細は大学のサイトを参照してください).
 春学期末試験日程等の変更について
 http://www.nsu.ac.jp/nsu_j/20070717.html
友人が新潟産業大学の図書館におりますが,彼によれば近所の大学図書館の方々が近日中にボランティアで応援に入り,図書館の復旧作業を行うとの由.

柏崎市にある新潟工科大学は,この地震で7月17日(火)-7月20日(金)の間,全講義を休講とするとのこと(詳細は大学のサイトを参照してください).

長岡技術科学大学は現在のところ被災なし,明日以降の授業は平常どおりですが,「地震により家屋等が被害にあったり、交通機関の不通のため欠席する場合は配慮します」とのことです.【新潟県中越沖地震に伴う7月17日(火)以降の授業について】を参照してください.

長岡大学は,明日の講義は「通常の通学ルートで来られない学生は無理をしないで下さい。」とのことです(詳しくは大学のサイトを参照してください).

新潟医療福祉大学は現在の被害が確認されておらず,本日は予定通りオープンキャンパスを実施したとのコトです(詳しくは大学のサイトを参照してください).

新潟大学は現在のところ特に大きな被害はないとのことです(詳しくは【7月16日に発生した地震について】を参照してください).


[学校教育関係]
柏崎高校の今後の予定について/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_8.html

明日(7月18日)の学校・保育園の状況について/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_5.html

中越沖地震:13保育園が再開 園児ら笑顔で 新潟・柏崎-上中越沖地震:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/news/20070719k0000e040043000c.html

新潟日報 被災した子どもの相談室開設
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1290

7月23日(月)、全小中学校では夏休み前の最後の授業日とします 7/20 19:00/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_107.html

県立高等学校等の今後の予定について 7/20 17:00/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_110.html

こみの、明照、はらまち、ふたばの各保育園の23日の保育予定 7/21 19:30/柏崎市
http://emergency.city.kashiwazaki.niigata.jp/2_646_128.html


[学協会]
相変わらず,日本建築学会は出足が早い(出足の遅い日本図書館協会や,情報を内部で囲い込み外部に公開する姿勢を見せない図書館問題研究会とは,最早比較するだけ無駄,無駄,無駄!).
2007年7月16日新潟県中越沖地震 - PukiWiki
http://wiki.arch.metro-u.ac.jp/saigai/index.php?2007%C7%AF7%B7%EE16%C6%FC%BF%B7%B3%E3%B8%A9%C3%E6%B1%DB%B2%AD%C3%CF%BF%CC

土木学会も始動しています.
社団法人 土木学会 平成19年新潟県中越沖地震に対する対策本部設置および先遣隊派遣について
http://www.jsce.or.jp/report/43/news.shtml

図書館に関する調査・研究のページ “Current Awareness Portal” - カレントアウェアネス-R : 新潟県中越沖地震の図書館への影響 by chojo
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3823


[図書館等]
公共施設の休館について/柏崎市
http://www.city.kashiwazaki.niigata.jp/webapps/info/info_detail.jsp;jsessionid=F7949CD964BE2D8631E8CCCE478F0823?partid=2§ionid=646&contentsid=42
ソフィアセンター(柏崎市立図書館)「当分の間,休館」する施設に含まれています.

読売新聞【新潟県が災害対策本部設置、自衛隊に災害派遣を要請 : 中越沖地震 : 特集】によれば,刈羽村の生涯学習センターの図書館では蔵書が書架から落ちたようです<<MIZUKIさん,記事ご教示ありがとうございますm(_)m

刈羽村の生涯学習センター「ラピカ」は当分の間,休館になりました.
地震による閉館について
http://www.rapika.or.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=272&PNO=0

新潟県立図書館は3年前の「新潟県中越地震」の際も情報収集に尽力されていました.ご努力に敬意を表します.小千谷市立図書館さま,自らも復旧作業でお忙しい中,情報提供ありがとうございました.
新潟県立図書館 平成19年新潟県中越沖地震関連情報 新潟県内公共図書館等の被害状況(前の版は↓このページからリンクされているpdfファイルで公開されてます)
http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/oshirase/H19jisin/H19jisin.html

上越市立図書館の分室が休館です(詳しくは下記サイトをご覧ください).
上越市立図書館へようこそ!
http://www.lib.joetsu.niigata.jp/


[企業]
リケン
http://www.riken.co.jp/
 新潟県中越沖地震による被災に関するお知らせ
 http://www.riken.co.jp/ir/pdf/rik070718eqk.pdf

新潟日報 リケン工場は23日操業再開へ
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1316

ブルボンホームページ
http://www.bourbon.co.jp/

「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震」で被災された会員の皆さまの接続料金および月額基本料金について :@nifty
http://support.nifty.com/support/cs/topics/detail/070718009914/1.htm

マーラー/交響曲第2番

マーラー/交響曲第2番ハ短調@ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィル(ソニークラシカル:SM2K 64447)

 読売新聞【中越沖地震 : 特集

 改めて,被害に遭われたみなさまに謹んでお見舞い申し上げます.余震が収まり,1日も早い復旧が図られることをお祈りいたします.今日はワルター/NYPによる「復活」というあだ名を持つ交響曲の記念碑的名演を以って,寸志に代えさせていただきます.

リヒャルト・シュトラウス/英雄の生涯

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40@ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管絃楽団(シャンドス:CHAN8518)

 1986年12月の録音.当盤の発売は1987年のようですが,20年経過した今日でも聴けます(^^;).それにしても,CD盤の寿命については方々で短命説が繰り返し語られるのですが,最近ではコレクターの不安を煽るだけのような気がしてます.それよりも,再生機が単体で入手しにくくなっている(家電量販店の店頭ではミニコンポかDVDプレーヤーを見ることはあっても,CDプレーヤーやSACDプレーヤーが店頭ディスプレイされているのはほとんど見かけなくなった)ことのほうを問題視すべきなんじゃないかしらん?

 この録音は,ヤルヴィがシャンドスやBISで売出し中の頃のもので,ヤルヴィが録音したシュトラウスの中でも好演の部類に入るもの.ヤルヴィは力演型の指揮者だから内省的な作品よりも,こういった外向的で華やかな音楽の方が合っている(^^;).

 そうそう,「英雄の生涯」と全然関係ない話ですが,現在のやちょっと前に使っていた「萌え系」テンプレートはココログで配布しているものです.自作(あるいは身内の作品)じゃありません念のためm(_)m

2007/07/15

ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番

ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26@アルテュール・グリュミオー&ベルナルド・ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(フィリップス:PHCP-9631)

 1962年7月の録音.グリュミオー(1921-1986)が30歳を越えたところの,輝かしい音が堪能できる.僕はグリュミオーほど美しい音を奏でるヴァイオリニストを他に知らないので,とにかくその美しさに聴き惚れてしまう(^^;).こーゆう演奏は,四の五の言わずにとにかく黙って聴いた方がいいのだろうな.
 何しろ金曜の晩から酷い肩凝りに悩まされて,金曜の晩は気がついたら居間で寝ていたし,昨晩は端末を立ち上げたことは立ち上げたものの,ほとんど何も出来ずにさっさと就寝.で,ようやく今日は持ち直したものの,本来やるべきことは何も出来ずに,ラクなことばかりやっている(^^;).考えなきゃいけないことは沢山あるのに,身体が言うことをきかないというのは困ったものであるよorz.

「未来」2007年5月号

 繰り返しになるけど,最近の図書館論壇には眼を通してないので未来社のPR誌「未来」2007年5月号(No.488)に言及した方が何方かいるのかどうかも存じませんが,西谷能英の連載「未来の窓」第112回「「書店員の愚直さ」の必要──福嶋聡氏の新著を読む」は図書館関係者ならびに著作権に興味のある方は必読です.西谷氏による痛烈なM氏批判が掲載されていますぞ(^^;).全文はこちら

 ここで西谷氏が持ち出している「パトロン」という表現(とその内実)は確か,以前たなべさんが何処かで推奨していたと記憶してますが,具眼の士が考えることはさすがですね(^^;).

「論座」買って来ました

 このところ,訳あって図書館論壇からは5,6歩下がってなるべく図書館系の文章には触れないようにしているところですが(何処ぞに湧いている某団体系の蛆虫を構っている暇もなし),書物奉行さんに勧められた「論座」2007年8月号をようやっと買って来ました.で,インタビューは読む気ゼロ(^^;)なのですっとばし,まずは例の座談会を書店付設のエクセルシオールカフェで読んでみましたが・・・・・・.

 これは,日図研や図問研に集って何の疑問も持たずに,相変わらず「予約」の調査なんぞやって喜んでいる連中には,当然歓迎されべからざる座談会でしょうねえ.「指定管理者委託」「有料化」「予約」とまあ,連中の痛いところを,これでもかとばかり衝いている(^^;).ある意味,読み手を選別するリトマス試験紙のような意味のある座談会ですね.この内容を歓迎するか,憤慨するかで,その読み手の業界内での立ち位置がわかる(^^;).僕は問題意識がこの座談会に近いので,面白かったですけど,図問研や日図研に近しい考え方の方々(有態に言ってしまえば前川恒雄を神の如く崇拝している連中)には気に入らない立論だろうな,と.

 だからこそ,「論座」のようなある程度(「文藝春秋」とは比較にならないかもしれないけど「世界」よりは売れているのかな?),一般の方々の目に触れるような雑誌にこのような座談会が掲載されるのは,大変に良いことだと思いますよ.何しろ,何かと言うとちょっと前の「図書館界」誌上の論争じゃないけど,周囲から隔絶したところで議論をやりたがるのがこの業界の悪しき慣習と言うか風習と言うか(業界内では随分マシな方である「ず・ぼん」でさえも,その弊はあるよな感じ),なのですから.それが永江さんの最後のまとめ「図書館関係者と利用者との間の意識のギャップ」(149頁)にもつながっているんじゃないかと思うわけですよ.

 要するに業界自体の「情報公開」が不足しているということです.表現を変えれば,業界人は「業界の言葉」でモノを考えてばかりいて,一般社会に通用する言葉でモノを考える,あるいはモノを語ることが充分じゃないということでしょうか.
 ここが実は今,僕が「図書館論壇」を避けて通っている理由でもあるのですが,このことについては,いずれまた(今は書きませんよ(^^;)).

代本板

 某所で話題の「代本板」ですが,システムがやっとわかりました.何しろ図書館の利用者として30年以上,大学図書館に勤めて20年になるのに,これは使ったことが無かったんですよね.勤めるようになったときは勤務先に代本板そのものはあったけど使われていなかったし,数年前に現物自体処分してしまったので,どうやって使うものかも知らなかったんですよ(-_-;).それが,たまたま代本板に挿す紙だけは残っていたのを見つけてきまして.

 現在の「代本板」はこんな感じですが,昔は木製のもので,あれで叩かれると痛いだろうな(^^;)と思わせる代物です.リンク先の写真左側が正面になりますが,上から順に請求記号(図書記号,その図書館における資料の住所),書名,貸出日と返却日,一番下に借りているひと(帯出者)の氏名を記入するようになっているんですね.これを棚に並べてあるのを大学図書館でわざわざ調べ上げ,某所で某氏を告発した方がいる,と言う次第ですか.なるほど.

 何しろ「パチンコ式書架」も現物を見たことの無い素人なものですから,これはいい勉強になりました.嫌味ではなく,真面目な話まだまだこの世界には深いものがありますね(^^;).

2007/07/12

ヴァーグナー/交響曲ハ長調

ヴァーグナー/交響曲ハ長調WWV.29@アリ・ラシライネン/ノルウェー放送管絃楽団(フィンランディア:3984-23400-2)

 1997年9月の録音.当時ベートーヴェンにあこがれ,交響曲作家を目指していたらしい19歳のヴァーグナーが作曲し完成させた唯一の交響曲である.年齢不相応な技法を身に付けていることは確かなものの,ベートーヴェンの交響曲第7番からの影響が何処から見ても明らかな音楽(^^;)だが,後年の楽劇に聴かれる分厚いオーケストレーションや小難しさは感じられない.むしろ当人が後日批判したメンデルスゾーン(ヴァーグナーはメンデルスゾーンに演奏して欲しくてこの交響曲の総譜を送ったが,彼は演奏しなかったばかりか,後日その総譜を紛失してしまったことが,後年ヴァーグナーが露骨に反ユダヤ主義を唱える契機になったとか何とか)やシューマンのような,前期ロマン派の馥郁たる香りが爽やかな聴後感を残す.
 ラシライネンの演奏は,レーグナーのようなアクの強いものではない分,この作品の若々しいみずみずしさがよく再現された好演.

2007/07/11

J.S.バッハ/ミサ曲ヘ長調

J.S.バッハ/ミサ曲ヘ長調BWV233@ヘルムート・リリング/バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト(インターコード:INT 820.510)

 1967年(?)の録音.
 J.S.バッハと言えども,いつもしんねりむっつりしたロ短調ミサ曲のようなミサばかり書いていたわけではない(^^;).BWV233はキリエとグローリアの6曲からなる30分ほどの作品で,すべてが他の目的で書かれた旧作からの転用であるらしい.が,音楽たちは何としっかりとひとつのまとまりを形作っていることか.この頃までの音楽における融通無碍なところがあるにしても,その職人芸には脱帽して聴き入るのみ.
 今日は「たどりついたらいつも雨降り」な1日だったので,斯様な音楽を聴いて気晴らしをするのも一興かと(^^;).リリングの棒がまた,やさしい眼でバッハの音楽を奏でるのがとてもウレシイ.古楽派から見れば,もはや旧タイプのバッハ演奏なんだろうけど,とんがったバッハばかり聴くのは疲れた身と心に,ちと痛いときもあるのです.

2007/07/10

リヒャルト・シュトラウス/英雄の生涯

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40@ヴィレム・メンゲルベルク/ニューヨーク・フィル(RCA/BMG:BVCC-7079/7080)

 1928年12月の録音.それまでの機械録音(ラッパ吹き込み)に代わって電気録音(マイクロフォン)が登場してまだ3年余りの頃の録音だが,針音の向こうから聴こえてくる音の意外に鮮明なことにまずは驚かされる.

 メンゲルベルク(1871-1951)はアムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団に50年の長きに渡って君臨した指揮者だが,この当時,フルトヴェングラー,次いでトスカニーニという名指揮者と共にニューヨーク・フィルの常任指揮者を務めている.トスカニーニとソリが合わずに結局,1930年のシーズンを最後にニューヨークを離れるのだが,そのリハーサルは常に長い長い時間をかけた音合わせから始まったそうな.アンサンブルを鍛えることでは,トスカニーニも筋金入りの暴君であったが,メンゲルベルクも負けず劣らず厳しい練習を課したらしい.トスカニーニが癇癪持ちで何かあるとすぐに怒鳴り散らしたのに比べると,メンゲルベルクはトボけた警句を吐いて一同を震え上がらせるようなタイプだったようだ.

 この「英雄の生涯」実は作曲者によってメンゲルベルクに献呈された作品で,のちにコンセルトヘボウと再録音したほどの十八番.こんな曲を書いたシュトラウスも自信に満ち溢れた人物だったようだが,演奏するメンゲルベルクも自らの解釈に余程自信があるようで,どこを突こうにも隙がない(^^;).全く完成された「メンゲルベルク流」としか表現の仕様のない,余人には真似のできない芸当である.

2007/07/09

マーラー/交響曲第7番

マーラー/交響曲第7番ホ短調@リッカルド・シャイー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(デッカ:475 6686)

 1994年4月の録音.
 第7番は昔,よく聴いた作品です.あの頃はクーベリック/バイエルン放送響(DG)のLPが廉価盤であったのでそれを買い込んで,繰り返し繰り返し聴いたものです.25年前には,7番のLPはクーベリックかノイマン/チェコ・フィル(スプラフォン)くらいしか店頭には並んで無かったですから.その後某県立図書館でバーンスタイン/ニューヨーク・フィル(CBSソニー)とショルティ/シカゴ(ロンドン)を聴いたような気がするけど,記憶に残ってません.たまたま廉価盤が発売されたので,同好の友人をおだてあげて買わせたクレンペラー/ニュー・フィルハーモニア(EMI)のテンポには仰天したものでしたが.現在のように,自分で20種近いCDを買い揃えて聴き比べることが出来るようになるとは,全く当時は予想だにしませんでしたよ.
 で,このシャイーは非常にメロウで美しい演奏ですが,マーラーのツボは外していない,なかなか考えられた好演です.外見のメロウさに騙されないように(^^;).

2007/07/08

ヴォーン・ウィリアムズ/田園交響曲

ヴォーン・ウィリアムズ/田園交響曲(交響曲第3番)@アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(RCA/BMG:82876-55708-2)

 2800円ほどで手に入れたプレヴィンのRVW/交響曲全集.1967年から1972年にかけて録音されたもの.
 僕の場合,RVW聴くなら何と言っても,この「田園交響曲」からですね(^^;).だいたいがこの暑いのに何処からか夫婦喧嘩の声がやかましくて,空調が扇風機しかないのにどうしてくれようか,という始末.RVWならもう少しニギヤカな第4番とか第6番と言う手もありますが(-_-;),まあ騒音でどちらが上か争っても,図問研を改革しようかと思うのと同程度に意味が無い.それよりもこの「田園交響曲」を流して,UKの風光に縁無き衆生を救ってやりますか(^^;).
 それにしても涼やかな音楽である上に,なかなか美しい.少々わかりやすすぎる上に,華麗にすぎるかもしれませんが,まず最初にRVWの「田園交響曲」聴くなら,これは一押しでしょう.

2007/07/07

ベートーヴェン/エグモント序曲

ベートーヴェン/悲劇「エグモント」のための音楽作品84から序曲@イゴール・マルケヴィチ/ラムルー管絃楽団(DG:POCG-3125)

 1958年11月の録音.フランソワ・アブネック以来の伝統があることはあるのでしょうが,パリのオケから実にベートーヴェンらしい音楽を引き出しているあたり,アンサンブルに対するマルケヴィチの鍛え方は尋常ではなかったに違いない(^^;).だから結局,オケと指揮者は決裂してフィリップスに録音していたベートーヴェンの交響曲全集が頓挫することになったわけですが.
 実は先日,某所でこの作品を練習しているところに出くわしたのですが,とても同じ曲には聴こえませんで(^^;).

2007/07/06

ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ第1番

ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ第1番@イサーク・カラブチェフスキー/ブラジル交響楽団(アダ:590 901.3)

 1987年6月と9月の録音による全曲集から.カラブチェフスキーは如何にもスラヴ風の姓だが,ロシア系移民の子孫である由.
 正直,オケが非力で特に絃はちょっとキビシイ(ベルリン・フィルの連中による録音を聴いてしまうとね)が,健闘はしていると思う.何とも素朴なところがあって,好もしい演奏ではある.

2007/07/05

ベルク/3つの管絃楽曲

ベルク/3つの管絃楽曲作品6@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:POCG-30132)

 1972年12月の録音.カラヤンの残した仕事の中でも,まず後世に残ること間違い無しの「新ヴィーン楽派管絃楽曲集」から.これほどアンサンブルが綿密に練り合わされた新ヴィーン楽派の演奏は,さすがのブーレーズもなしえていないんじゃないかと思う.この作品の耽美な演奏の最右翼であり,尋常ではない磨き上げられ方をしているベルクである.

2007/07/04

ヒンデミット/交響曲変ホ調

ヒンデミット/交響曲変ホ調@ヤン・パスカル・トルトゥリエ/BBCフィルハーモニック(シャンドス:CHAN9060)

 1991年10月の録音.
 「スコアの上から下まで作曲した」パウル・ヒンデミット(1895-1963)は晩年になればなるほど,つまらない作品を書くようになって次第に指揮者・教育者としての晩年を過ごすようになるわけだが,この作品(1940年作曲)あたりではまだまだ聴くものの耳をそばだてるような音楽を書いている.それにしてもやかましい作品で,ムーティ/フィラデルフィアのライヴがNHK-FMで放送された際,初めて聴いたときは冒頭から「何だよ,これは(*_*)」と仰天したことを想い出す.ムーティもスクリャービンの立派な交響曲全集(EMI)を録音しているくらいなんだから,ヒンデミットとかプロコフィエフとかリヒャルト・シュトラウスとか,もう少し録音してくれてもよかったんじゃあないかと,今にして思うところ(ムーティはモーツァルトやシューベルトよりも断然,近現代の調性音楽の方がテンペラメントにあっていたと思う).

 ・・・・・・あれ,ヤン・パスカル・トルトゥリエは何処にいった(^^;)?

2007/07/03

バルトーク/絃楽四重奏曲第1番

バルトーク/絃楽四重奏曲第1番イ短調作品7(Sz52)@アルバン・ベルク四重奏団(EMI:3 60947 2)

 1983年から1986年にかけて録音されたアルバン・ベルク四重奏団によるバルトーク/絃楽四重奏曲全集から.これまたブックレットが不親切で,どの曲が何年に録音されたのだかよくわからない書き方で,ちょっと困る.この全集は発売当時,大絶賛された全集だったと記憶するが,なるほど,これほど豊かな響きを持ったバルトークの絃楽四重奏というのは,20年前には目新しかっただろうし,現在においてもその価値が衰えているとは思えない.

 絃楽四重奏には珍しい(?)3楽章構成で,それもショスタコーヴィチの交響曲第6番の先取りのような序・破・急の構成をとる.全体を覆う重苦しさなどに,作曲当時のバルトークが抱えていた恋愛の苦悩を見る向きが多いわけだが,恋愛沙汰の結果にしてはこの曲,いささか深刻すぎる響きのように聴こえないでもない.バルトークというひとは,何でも自分の中に抱え込んでしまうタイプだったと想像できるが,それにしても(sigh).

2007/07/02

オルフ/カルミナ・ブラーナ

オルフ/カルミナ・ブラーナ@ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(ヘンスラー:PH05005)

 1984年5月の録音.如何にもザッハリヒと言うか,余計な演出とか情念とかに囚われず,かと言って淡々と進んでいくわけでもなく,端正ながらも出るところは出る,という趣きの演奏.ある種の劇的さには不足もあろうが,音楽の引き締まった充実振りは,さすがに職人的な技術の基礎に間違いの無いヴァント(1912-2002)の面目躍如たるところがある.

2007/07/01

大木正夫/交響曲第5番

大木正夫/交響曲第5番「ヒロシマ」@湯浅卓雄/新日本フィル(ナクソス:8.557839J)

 読売新聞【原爆で終戦早まる、「しょうがないな」と久間防衛相】【原爆投下「しょうがない」発言、久間防衛相が陳謝】,報知新聞【原爆投下は「しょうがない」…久間防衛相問題発言

 安倍晋三の総理大臣就任以来続く(いや,元をたどれば小泉純一郎の「ワンフレーズ・ポリティクス」からか),日本の保守系政治家における,とめどなき知的退廃を如実に示す好例.「結局,人民の程度の政治家しかいないものだな」とはUSAとの戦争に突き進む政治情勢を慨嘆した西園寺公望の言だったと記憶しているが,今や「人民の程度の政治家」すらいないのではないか.

 この演奏は2005年5月の録音.この作品の世界初録音である.大木正夫(1901-1971)は,戦前戦中にかけては民族主義に基づく国民統合と戦意高揚のための作品を書いていた.しかし,敗戦後は戦中の創作への反省から,一転して左翼系の思想の上に立って労働者階級の解放と帝国主義の打倒のために創作するようになる.そのひとつの頂点と言えるのが,この8楽章からなる交響曲第5番「ヒロシマ」(1953年作曲)である.丸木位里,丸木俊夫妻による「原爆の図」のうち,1953年までに描き上げられた6枚の絵にインスピレーションを得て作曲されたという.題材に相応しく,暗い,重い悲劇的な響きと旋律で一貫している作品である.

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