マーラー/交響曲第5番
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調@ヘルマン・シェルヘン/ヴィーン国立歌劇場管絃楽団(ウェストミンスター/MCA:MCD80081)
1953年7月の録音.シェルヘンには第3楽章と第5楽章をズタズタにカットしたライヴ録音(ハルモニア・ムンディ・フランス)もあるが,こちらのスタジオ録音は至極まともにノーカット全曲版,といったところ(^^;).オーケストレーションには多少手が入ってはいる.
演奏の方はまさに表現主義もいいところで,振幅の非常に激しい解釈.早いところはより早く嵐のように,遅いところは余韻嫋嫋と.スタジオ録音でこれだけテンションの高い演奏をする指揮者が,ライヴではさらに高揚するばかりか,楽譜をズタズタにしてしまうところが,シェルヘンの謎めいたところであり,シェルヘンのシェルヘンたる所以なのでありましょう(^^;).
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