J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第4番
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049@カール・シューリヒト/チューリヒ・バロック・アンサンブル(コンサートホール/スクリベンドゥム:SC011)
カール・シューリヒト(1880-1968)最後の録音になった1966年5月のブランデンブルク協奏曲全曲から.このアンサンブル,実はかなり名のある奏者の集まりだよ,という話を何処かで読んだ記憶があるが,確かにシューリヒト/ハーグ・フィルのブルックナーなど必ずしもよい音を録っていないコンサートホール盤としては,かなり深みとコクのある音で録音されているように聴こえる.演奏もなかなか温かみのある好演で,シューリヒトが自分の身の丈に合ったバッハを慈しみ,楽しんでいるかのようである.モダン楽器によるバッハなんて,と思っている方にも一聴をお薦めする.古楽派の切れ味とはまた一味違う,暖かなバッハである.
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