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2007/06/08

ミヨー/交響曲第2番

ミヨー/交響曲第2番作品247@アラン・フランシス/バーゼル放送交響楽団(cpo:999 540-2)

 1997年6月の録音.昨日取り上げたアルテュール・オネゲル(1892-1955)と終生にわたる友情を保ったというダリウス・ミヨー(1892-1974)の,あまり有名とは言えない交響曲である.DGがプラッソンを起用して交響曲全集を作るつもりだったらしいが中途で挫折したのは,やっぱり売れなかったからではないかい? 何しろ多作家だったミヨーには12曲の交響曲+6曲の室内交響曲があるのだから,継続的に売れなければDGのようなメジャーレーベルでは無理だったのでしょう.

 それはさておき,ミヨーの作風はペシミストで独墺的で悲劇的な作風を得意にしたオネゲルとは,おおよそ正反対の性向の作風で,地中海の明るさってこーゆうものなんだろうなあ,という乾いた職人芸的な明晰さにマックス・レーガーのような晦渋さをまぶしつつも,概ね人生を肯定した明るさを身上とする.第二次大戦中はユダヤ系故にUSAに亡命し,持ち前のヴァイタリティで旺盛な作曲活動と教育活動を展開したようである.

 この作品は5楽章制をとり,1944年にクーセヴィツキー財団の委嘱により作曲され,クーセヴィツキー夫人の思い出に捧げられている(1946年初演).どうも印象的な旋律に乏しいため,一般的な人気を得るのは難しそうな交響曲ではある.故人の思い出に捧げられているためか,全曲の中心になる第3楽章(“Douloureux”ってどういう意味ですか?)はミヨーには珍しいほど厳しい哀しみに全曲が貫かれているのが特徴か.

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