W.A.モーツァルト/レクィエム
W.A.モーツァルト/レクィエムニ短調K.626@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:UCCG-5025)
1975年9月,カラヤン二度目の録音.
とある事情から,このレクィエムの録音を午後中,何種類か聴いてみたんだけど,この録音は指揮者,オケ,独唱はともかく合唱が下手_| ̄|○ カラヤンはヴィーン楽友協会合唱団という団体を,理由があって(内容は忘れた)自分の録音では常に使い続けたのだけど,ベルリン・フィルとの第1回目のベートーヴェン全集(1960年代初頭)の頃はまだしも,この録音では「キリエ」「ディエス・イレー」はともかく,「コンフタティス」「ドミネ・イエス・クリステ」など残念ながら聴けたものではない,という程度にまで技量が落ちていたんじゃないだろうか.カラヤンの統率力は相変わらずなんだけどねえ.
しかし,それにしてもこの作品の,音楽そのものの持っている「ひとを惹きつける力」は清冽かつ凄絶なものがあるよね.今日はとある事情で6種類ほど続けて聴いてみたけど,まったくもたれないし,それどころかこれでも聴き足りないとすら思ってしまうほど.
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コメント
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ちょい珍しい盤としては、リヒター盤とか、佐藤宏之盤(!)とか持ってます。もうちょっと追求してみましょうかねえ。
投稿: ふみお | 2007/06/03 22:51