ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61@クリスティアン・テツラフ&デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管絃楽団(アルテ・ノヴァ:82876 76994 2)
2005年5月の録音.この作品の特徴である4連打を隠そう,隠そうとしている不思議な演奏(^^;).ティンパニも何故か控え目.ところが曲が進むにつれて,本人たちがここぞ,と思っているところで突如噴火(^^;)し強烈な連打とフォルティシモで攻め立ててくるのだが,その対照の演出がいささかあざとい.当人たちは劇的な演奏を目指したのかもしれないが,ちょっとマンガっぽい(^^;).ベートーヴェンはこんなに演出を施さなければ像を結ばない作曲家と違いますがな(-_-;).
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コメント
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がーん。ジンマンのベートーヴェン、評判がいいので一枚くらい買おうかなーと思ってたのにすげえ萎えた。それとも交響曲は違うのかなあ。でもこのノリで七番とかやられたら殺意を覚えるよね……
投稿: ふみお | 2007/06/01 09:18
>>ふみおさん
ジンマンのベートーヴェンなら,ブロンフマンと組んだピアノ協奏曲集はいいですよ.至極マトモで,4番など,僕の理想に近い演奏でした.
交響曲はねえ・・・・・・やめておいたほうがいいような気がします.オケがまるでポール・モーリア楽団みたいな音を出している(絃の音が寝ている)上に,管楽器による余計な装飾が即興的に加えられている(どれだったか,即興のために演奏が中断している録音があったはず.ベートーヴェンはジャズじゃないってば)ものですから.偶像破壊じゃ人後に落ちない,さすがの僕が「エロイカ」聴いて激怒して「二度と聴かない」と思ったほどヒドイ演奏でしたよ,ありゃ.
投稿: G.C.W. | 2007/06/01 22:56