マーラー/交響曲第5番
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調@ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(DG:463 744-2)
1971年1月の録音.クーベリックのDG版マーラー全集ではピカイチの名演ではないかと(^o^)/ すべてにわたって瑕疵がほとんど感じられない.整然とした中にもマーラーの野趣が充分聴かれる.これで近代人マーラーの引き裂かれた自我が表現されていればなお,というところだが,そこまでクーベリックに求めてはいけない(^^;).マーラーを「健康な音楽」と評してつまらない演奏を繰り広げるマゼール(ソニー)に比べれば,新古典主義的な演奏を余裕を以って聴かせるクーベリックの方が余程マシなのだから.
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