チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35@エリカ・モリーニ&アルトゥール・ロジンスキ/ロイヤル・フィル(ウェストミンスター:289 471 200-2)
1956年9月,ステレオ録音最初期の録音.曲の性格上,併録のブラームスのような,威風堂々あたりを払うという態の演奏では無いが,モリーニもロジンスキも,それでも実に立派な音楽.音の粒立ちに凛とした気品のようなものが感じられ,おおよそ「泣き」が入るようなセンチメンタルからは,実に遠いところにある演奏であろう.
ロジンスキがモリーニにピタッと伴奏をつけているのはスゴイ.指揮者としての技術の確かさを物語るものだろう.
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