民俗学の旅
何よりかにより,宮本常一(1907-1981)がフィールドワーク(というより「旅行」であり「足で歩く」であったか)で培った人脈の広さに唖然とする.柳田國男,澁澤敬三から田耕,村崎義正・修二兄弟にまで及ぶのだから,徒事ではない.それが澁澤敬三の影響なのか指導なのか,オルグしているという雰囲気にならないところが「大島の百姓」宮本の面目か.
文体の割りに,それほど読みやすい本ではなかったのは,恐らくここで宮本が語らなかったことが膨大に背景としてうずもれているからなんだろうな.
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宮本常一 生誕100年 福岡フォーラム
5月27日(日) 13:00~17:00
アクロス福岡 円形ホール
フォーラム概要
主催者あいさつ[ 代表世話人 長岡秀世 ]13:00~13:10
ドキュメンタリー鑑賞[ "学問と情熱"シリーズから ]13:13~14:00
基調講演[ "家郷の訓"と私 原ひろ子 氏 城西国際大学客員教授 お茶の水女子大学名誉教授 ]14:05~15:20
パネルディスカッション[ コーディネーター 長岡秀世 ]15:35~16:45
パネリスト
武野要子 氏 (福岡大学名誉教授)
鈴木勇次 氏 (長崎ウエスレヤン大学教授)
新山玄雄 氏(NPO周防大島郷土大学理事 山口県周防大島町議会議長)
佐田尾信作 氏 (中国新聞記者)
藤井吉朗 氏 「畑と食卓を結ぶネットワーク」
照井善明 氏 (NPO日本民家再生リサイクル協会理事一級建築士)
作品展示
宮本純子[ 宮本常一名言至言書画作品 ]
瀬崎正人[ 離島里山虹彩クレヨン画作品 ]
鈴木幸雄[ 茅葺き民家油彩作品 ]
投稿: 宮本常一を語る会 | 2007/05/26 04:51