シューベルト/交響曲D.729
シューベルト/交響曲ホ長調D.729(ブライアン・ニューボールト補筆編曲版)@ガブリエル・シュムーラ/ベルリン放送交響楽団(コッホ・シュヴァン:CD 311 012 H1)
何処で手に入れたかさっぱり記憶の無いLP(VMS1601)も持っていたりする,ニューボールト編曲版の世界初録音(1980年5月録音).ジャケットがなかなかお洒落で,学生時代にLPをLPジャケット用の額に入れて部屋に飾っておいたら,親友の女性に「かわいいね」と褒められた(^^;).
この編曲,ワインガルトナー編曲版と比べて,いささか武骨な感じの編曲に仕上がっているのは,指揮者/作曲家と音楽学者という立ち位置の違いから来るものだろうか.こちらはどうもユニゾンっぽい動きが多くてまるでブルックナーの習作交響曲を聴いているような気分になることもある(^^;).絃楽合奏に毛が生えた程度(?)の編曲に聴こえる終楽章など,もう少し木管が活躍しないとシューベルトらしさが感じられない.シューベルトのオーケストレーションはD.200の第1楽章第1主題やD.789の第1楽章第1主題のような,木管の絶妙な用い方に特徴のひとつがあると僕は思っているので.
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