ウォルトン/王冠
ウォルトン/戴冠式行進曲「王冠」@ルイ・フレモー/バーミンガム市交響楽団(EMI:7 64201 2)
昨晩は勤務先の送別会で司会などやってきたわけですが,退職者の入退場に使うBGMを係が準備してなかったので急遽自宅へ戻って(職住近接のひと),CDを5枚ばかり見繕って「どれにしましょう?」と.個人的にはストコフスキー編曲のバッハ(「G線上のアリア」「羊は安らかに草を食み」)やブラームスのセレナード第1番第3楽章を使おうかと推薦したのですが,不思議なことに入場はモーツァルトのホルン五重奏曲K407の第1楽章,退場は予想だにしなかったこの曲に決定(^^;).持って行ったCDはこれじゃなくてフレデリック・フェネル/東京佼成ウィンドオーケストラの録音(佼成出版社:KOCD-0202,併録のゴードン・ジェイコブ「ウィリアム・バード組曲」が入場用BGMの候補のひとつだったので)で,実用のテンポとしてはフェネルの方がいいんだろうけど(10分9秒),演奏としてはフレモー(8分59秒)の方が上だったので,ちと惜しいことをしました(^^;).
フレモー(1921-)は手堅いアンサンブルと熱っぽさを身上としたフランス人指揮者.長いことバーミンガム市交響楽団の識者を務め,EMIで秘曲っぽい作品や近現代モノの紹介的な録音を手がけることが多かった.「ラ・マルセイエーズ」のベルリオーズ編曲版なども録音している.
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