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2007/03/27

日常(2007年3月27日)

 毎日新聞【訃報:植木等さん80歳=俳優】「シャボン玉ホリデー」の時代が,また遠くなった(sigh)(ToT).「ニッポン無責任時代」引っ張り出して見ようか.


 出勤日.目録作業の傍ら,能登半島地震に関する情報収集.石川・富山・福井の図書館関係のwebsiteをあちこち確認したけど,輪島・七尾以外では罹災による休館を27日20時現在で確認していません.業界関係者の罹災も27日20時現在未確認.

 ふと思い出したのでメモ.「糾弾」とか「総括」とか「自己批判」というのは,少なくとも第二次大戦後の日本においては左翼の文脈(それも相当な部分,非合法に傾斜したそれの)を背景に使われてきた用語ですがね.それにもかかわらず,何処をどう押しても「左翼」とは思えない僕が,糾弾だの総括だの自己批判だの,左翼の理屈で動くんでしょうねえ(^^;).歴史に無知な輩は,こうして見当違いの非難をする.

 これも何かの拍子に思い出した話.晋の前将軍・青州刺史に昇進した胡威(字は伯虎)は『三国志』魏書巻27に伝のある胡質(字は文徳,魏の征東将軍)の子で,親子とも清廉な生き方を以って賞賛された人物.『三国志』裴松之注に引く『晋陽秋』に曰く,胡威は何かの折に晋の武帝に拝謁した際「そなたと父と,どちらが清廉かね」と尋ねられて「わたしは父に及びません」と答えた.その理由を問われて答えるに「父の清廉は他人が知ることを気にしたものですが,わたしの清廉は他人が知らないことを気にしております.これが,わたしが父に遠く及ばない理由です」
 図書館業界人はどちらかと言えば胡質に近い気質の方が多く,それが図書館の宣伝・広告下手につながる一因でもあります(^^;)が,なかには何を意識したのか自らの行動に「誠実に」という形容をガンガン付ける方もいらっしゃいます.真に誠実なひとは胡質の清廉の如く,他人に知らせなくとも自ずから評判が立つのであり,真に誠実なひとは自らの行いを評するに「誠実」とは形容しないものです.有力者との人脈や自らの業界内政治における立場を「誠実」の美名で隠蔽するのは偽善以外の何物でもありますまい.

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