ブーレーズ/第2ソナタ
ブーレーズ/第2ソナタ@マウリツィオ・ポリーニ(DG:POCG-30137)
いまや指揮者として大スターのピエール・ブーレーズ(1925-)は元来,オリヴィエ・メシアン門下でアントン・ヴェーベルンに傾倒した,過激極まりない前衛作曲家としてスタートしたひとで,1948年に作曲されたこの作品でもヴェーベルン風の点描主義が炸裂している(^^;).演奏時間が30分を超えるこの曲で,作曲家が楽譜に籠めた意図はどうあれ,最早ここでの音楽はそのときそのときの,「音の響き」でしか無いように聴こえる.それが聴きとおすと何やら傑作を聴いたような気にさせられるのは,ブーレーズが凄いのか,聴かせてしまうポリーニが凄いのか(^^;).
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