エルガー/交響曲第2番
エルガー/交響曲第2番ホ長調作品63@エードリアン・ボールト/BBC交響楽団(EMI:7 63134 2)
1944年8月と10月の録音.ボールト(1889-1983)といえば,典雅な指揮ぶりで知られる指揮者なのに,ここではいつものイメージを裏切り,実に豪快に熱くこの作品を50分を少し超える速さで振っている.ボールトはエルガーのこの作品の蘇演者であるそうだが,確かにエルガーの自作自演(EMI)も熱っぽさを除けば似たような演奏で,あちらは更にテンポが速かったはず.最近の,ブルックナー風の解釈で60分を有に越えるこの作品の演奏を聴いたら,エルガーは何を思うんだろうか.
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