プロコフィエフ/交響曲第4番
プロコフィエフ/交響曲第4番ハ長調作品47(オリジナル版)@ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(フィリップス:475 7655)
バレエ「放蕩息子」の素材を基に,1930年に作曲された交響曲.プロコフィエフらしい皮肉と諧謔にあふれた,但しいささかとらえどころのない音楽である.つーか,はっきり言ってあまり中身はないような( -_-)=○()゜O゜).踊りが付いていれば,もう少し楽しめるのかもしれない.チャイコフスキーの「眠れる森の美女」が僕にとってそうだったように.それともこの作品もまた,やがてソ連に帰国する(1932年)道を選ぶプロコフィエフの,創作の行き詰まりを映し出しているのかも.
後年,改作して新たな作品番号(作品112)を与えることになったのも,スターリン治世下のソ連ということのみが理由ではなさそうな感じがする.作品112は結局,失敗に終わるけど.
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