ブラームス/交響曲第2番
ブラームス/交響曲第2番ニ短調作品73@セルジュ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団(DG:POCG-10156)
1975年4月11日のライヴ.録音のせいか,幾分金管が遠いがチェリビダッケ独特の表情付けを観察するには充分なCDである.ブラームスにしては少々あざといリズムの刻みや表情付けを随所に施しながらも,全体は快調に流れていく.オケは懸命に棒についていっているが,未だところどころに限界がうかがえ,妙にやかましく聴こえたりもする.終楽章も箇所によっては弛緩寸前のところを音楽の展開によって難を逃れているような気がしないでもない(^^;).
これが1979年ごろになるとオケもチェリビダッケの要求に十全に応えるだけの精度を持つようになる.
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