で,公共図書館業界はどうするの?
読売新聞【夕張の石炭博物館存続へ、2月にもNPO設立申請】
東京新聞【破たん夕張 市立総合病院 委託運営に名乗り】
博物館にはNPO,病院には志ある医師が存続のために名乗りを上げました.
で,公共図書館業界はどうするの? 市立図書館の廃止に対する非難は業界内に充満しているようですけど,具体的な対応は(少なくとも僕のところまでは)聞こえてきません.僕の知りうる限り,図書館問題研究会の北海道支部には,世の中を贊ける意志と力量を有する方々が集っていたはずで,道内の公共図書館存亡の危機に対して何もしていないということは考えにくく,何も聞こえてこないのは業界団体の情報発信力が弱いためかもしれません.もっとも,図問研は矢祭町もったいない図書館のとった手法を非難するのが会の方向性のようなので自ずと対応にも限りがあり,とっている対応そのものに情報発信力が乏しいということは考えられます.そうだとしたらつまらないし,もったいないと思うのですよねえ(sigh).
「四の五の言ってないで,お前が何かやればいいじゃん」ごもっとも.残念ながら,僕は業界内で行使しえる影響力を全く保持していないので,アクションを起こしてもドン・キホーテか蟷螂の斧扱いがいいところでしょう.こうしてblogで注意を喚起するところがせいぜい僕に出来ることです.こーゆうことで実際に人を動かすには,業界内の主流に位置しお偉方の覚えもめでたいと思しきひとが行動を起こせば業界内の反応も違うはずですから(皮肉でも何でもなく),そのような方々には是非夕張市立図書館存続のために一肌脱いでいただきたいものです.
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