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「貸出至上主義者」度チェックβ版

民間図書館らしい企画を生み続けた船橋北口図書館を助けて下さい!(岡直樹) - READYFOR?

ココログ


ほし2

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2006年6月4日 - 2006年6月10日の記事

2006/06/10

日常(2006年6月10日)

 今日は「時の記念日」時計屋さんのサイトにはいろいろ書いてありますね(セイコーシチズン)(^^;).「時の記念日」といえば小山田いくの誕生日,ってことで(^^;).いや,だからね(^^;).

 休日.午前中に定期通院.このところの取り組み,多少効果あり.昼飯をラーメン屋で食べて(これがいけない),街に出て買い物あれこれ.帰宅後はコメントへの返事考えたり,長女の誕生日のプレゼントを整理したり.

ブラームス/交響曲第3番

ブラームス/交響曲第3番ヘ長調作品90@クルト・ザンデルリンク/シュターツカペレ・ドレスデン(BMG:74321-17894-2

 ブラームスの交響曲全集3枚組1290円と言う,何とも言えぬお値段で売っていた録音.僕がこの録音を鳴らすのは何年ぶりだか.高校時代に,昨日取り上げた栃木県立図書館で借りたLPをダビングしたテープは散々聴いたよ(^^;).如何にも「ブラームス」という雰囲気の,派手なところの無い地味な演奏である.冬の日本海のような,灰色の訥弁の魅力とでも言おうか.訥々とした語り口がこの作品に相応しい.ホルンのトップはペーター・ダムだそうで,第3楽章のホルンも素晴らしい.
 実はカップリングの2番が,同じ語り口で失敗している(特にテンポが悪い)のが面白い(^^;).バルビローリもそうなんだけど,ブラームスを訥々と語らせる指揮者は,2番との相性が悪いようだに僕には思える.

ショスタコーヴィチ/交響曲第14番

ショスタコーヴィチ/交響曲第14番作品135@サイモン・ラトル/ベルリン・フィル(EMI:3 580077 2

 ベルリン・フィルがこの作品を録音したのは初めてでないかしら?
 ・・・・・・・・・にしても,遠い録音だな(-_-;).全体的にテンポが遅く,アクセントが柔らか過ぎて,ショスタコーヴィチ独特のエッジの効いたモダニズムが稀薄に聴こえる.歌手は,クヴァストホフはともかくソプラノがダメダメ(>_<).当人は表情付けのつもりなんだろうが,さっぱりハマらず不安定な歌唱にしか聴こえない.
 残念ながら,バルシャイ,コンドラシンやヤルヴィの録音には,一歩も二歩も及ばない.ラトルのショスタコーヴィチ演奏としても,4番の方が良かったよ.

図書館からビジネスチャンス

河北新報【図書館からビジネスチャンス 支援コーナー開設続々 仙台

 貸出至上主義者の神経を逆なでするような記事ですな(^^;).
 ときに河北新報と言えば,昨年の12月に【仙台市立図書館 指定管理者制導入を検討】なる記事で「赤字分は市費で補てんしており」などと書いて記者やデスクが公共図書館の法規にも経営にも概念にも無知であることをさらけ出し,図書館業界関係者の顰蹙を買った(^^;)ことで知られる新聞社です(参考【愚智提衡而立治之至也: 仙台市立図書館 指定管理者制導入を検討】).それが一転して(業界内で評価が分かれている業務に対してとは言え)好意的な記事を掲載したのは,記者やデスクが多少なりとも勉強した(^^;)ってことなんですかね.

2006/06/09

ロット/交響曲

ハンス・ロット/交響曲ホ長調@デニス・ラッセル・デイヴィス/ヴィーン放送交響楽団(cpo:999 854-2

 マーラーの不幸な友人,ハンス・ロット(1858-1884)が残した交響曲.オーケストレーションには後世の補作が入っていたと思う.毒気の抜けた(あるいは田園風景風)ワーグナー,という趣きの作品.楽章を追うごとに音楽の求心力が衰え(形式が何だかわからなくなる)無闇と音楽が長くなるという,作風はアルヴェーンに近い感じでもある.
 「リエンツィ」序曲と「タンホイザー」序曲,そして「マイスタージンガー」前奏曲をごちゃまぜにしたような第1楽章が,中では退屈しないかな.

狭くて蔵書パンク

岩手日報【狭くて蔵書パンク 市立一関図書館

 「民衆は生活の糧を得るのに教育を必要としない」(ギュスターヴ・フローベール『紋切型辞典』)というわけでもあるまいに.

 要するに,この国には公共図書館にお金をかけるだけの歴史的,思想的な積み重ねが徹底的に欠けているという,その実例.「貸出至上主義」を奉じる連中なら,これでも可なんだろうか.

利用者最低を更新

東京新聞【利用者最低を更新 宇都宮の県立図書館

 やれやれ(sigh).
 立地が悪い,と言われれば確かにその通り.古い繁華街の一角だけど,もともと宇都宮の繁華街はJR宇都宮駅から遠いわけだし.明保野町の宇都宮市立図書館と比べても立地は悪いな.建物も,そもそも丘の上みたいなところに建っているし,入り口前の長い階段が記事でも槍玉に上がっているが,館内もフロアからフロアへの移動に階段を使うところがあったはずで,発想の無い時代に建設されたとは言え,「バリアフリー」って何処の言葉,という感じではある.

 現状はもうにっちもさっちもいかないだろうから,移転新築が相応だろうと思うのだけど,潰れたシンガー日鋼跡地はイトーヨーカドーになってしまったし,競馬場跡地はちょっと遠いだろうし.もっとも,仙台市の果ての果てにある宮城県図書館のことを考えると遠くない,と強弁することも可能か(^^;).思い切って県立足利図書館に統合するのもひとつの手か<<違いますね(^^;).
 そう言えば確か,栃木県立美術館も老朽化が問題視されていた記憶があるのだが,こちらも未解決のはず.困ったものだ(-_-;).

 おや,いつからロッカーはコインロッカーになったんだろう(^^;)? 最後に行ったのは10年ほど前だけど,あの頃でもロッカーは受付で鍵を借りる方式だったのに.

 ただ記事中「二〇〇五年度一年間の個人貸出冊数は七万一千点。中心都市にある都道府県立図書館で比較すると、下から五番目と、かなり少ない」とあるが,必ずしもこれは単独で問題視することではなく,県内公共図書館への現物貸借などの数字も含めた貸出数の他県立図書館との比較が必要.『日本の図書館』を見れば数字が載っているだろうから,興味のある方は調べてみるといい.
 県立足利図書館は実質的に足利市立図書館であり,足利図書館との貸出数の比較は実質的な意味を成さない.

 以下余談.

続きを読む "利用者最低を更新" »

日常(2006年6月9日)

 仕事.朝からアルバイト料遅配の件でいろいろ.ようやく今年度の図書受入業務を始める.今年度は奇妙に,僕に余裕が無いので部下に原簿作成(下書き)をお願いしてあったのが,キレイに出来ている(^^;).やれありがたや.午後,リニューアル中の図書館ホームページの不良箇所修正など.

 今日の【産経抄】もともと「自殺」を「人身事故」と言い換えたり,マスメディアが自殺報道を控えるようになったのは,岡田有希子の自殺からこちら,「自殺」という言葉が連鎖反応を起こすことを恐れたマスメディアが自粛したのが始まりだったと記憶しているのだが.だから,今日の【産経抄】は我と我が身に矛先を向けているだけのことで,何の足しにもならない内容だと思うが如何.

2006/06/08

「上からの」図書館論・「下からの」図書館論

 【かげうらきょうのブログ: オープンラボ/オーバーフィッティング

 公共図書館業界のヒトがよく言う「現場と研究の乖離」ってヤツですが,僕はそもそもそれが当たり前だと思ってます.大体において研究で100やったものを,100すべてを現場に還元できるわけがないし,その必要も無いですよ.中にはこの乖離を日本の公共図書館業界特有の病理みたいに騒ぐ方もいますが,雑誌の受入もやったこと無いんでしょ(^^;).現場にいたくせに.

 それを現場上がりの戦後派業界人が何を勘違いしたのか,「研究者は現場が元気になるような研究をやるべきだ」などとこれまで言って来た訳です.要するに抽象的なな理念や高度な技術より,「運動」に貢献する内容のみ「学問」として認めよう,と言う態度できたわけですね.

 しかるに,こーゆうことをこれまで声高に表明し実行して来た連中が,結局は公共図書館に市場主義を招き入れる結果に終わり,研究はもとより現場もダメにしてきたのが,日本の戦後公共図書館業界というところでしょう.現場発の「下からの」図書館論はこれまでのところ,ある時期には成果を挙げたものの,その成果に自らが酔いしれているうちに失敗に終わってしまいました.その失敗の反省をすることなく,未だに新版『図書館の発見』を祭り上げているのでは,幾ら何でもこの業界は「手遅れ」と言われても仕方が無いですか(sigh).

 さて「上からの」図書館論は,これからどのような地平を目指し,導き出すのか,ある意味正念場に差しかかっていると言えます.「公共図書館」という概念自体が「不要不急の施設」として存亡の危機に陥っている公共図書館を,内側から建て直すには,ある種のアカデミックな裏付けは不可欠になってくると思うのです.その試みのひとつが「これからの図書館像-地域を支える情報拠点をめざして」だと捉えています.

 でもホントは,テクニカル・メカニカルなことよりも大切なことを「上からの」図書館論が説く必要があるんじゃないか,と僕は密かに考えているのですよ.現場発の,「下からの」図書館論が遂に説き得なかったことを.

続きを読む "「上からの」図書館論・「下からの」図書館論" »

ベートーヴェン/交響曲第6番

ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調「田園」@エーリヒ・クライバー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(デッカ:417 637-2)

 「光彩陸離」とはこの指揮者のためにある言葉なんじゃないかと,エーリヒ・クライバーのベートーヴェンを聴くたびに思うのである.この録音も,快調なテンポでサクサク進む剛直な演奏だが,えもいえぬニュアンスが音楽の行間から立ち昇る.

日常(2006年6月8日)

 ココログスタッフがドジを踏んだおかげで,今日は朝の7時過ぎから10時ごろまで,このblogが閲覧できなかったようで,大変失礼をいたしましたm(_)m
 僕が謝る話じゃねーだろ>>@niftyさんよ(-_-;).

 仕事.時間をもらって,朝からレポートの採点.結局,一日それで潰れる(-_-;).途中,K部長から昨日提出した規定案について,オカミからダメ出しとの連絡があり,しょーがねーなと僕が規定案を作った際にコッソリ参考にした他所の規定を拾って届ける.
 明日からは受入をやるからね,と部下に約束する(-o-)/.

 読売新聞【「母校で教育実習」禁止、学生の評価甘いと…中教審】記事に曰く「報告書は「実習校は大学の付属校や同一都道府県内の学校が基本」と指摘」うーん,個人的な感触だけど「大学の付属校」にも問題があると思うぞ(^^;).大学から来る教育実習生を安易な労働力と勘違いしているヒトの存在も洩れ聞こえて来ますからね.それなら大学と関係の無い母校の方がまだマシかと思うのですが,そうでも無いのでしょうか.

2006/06/07

スメタナ/「我が祖国」

スメタナ/交響詩「我が祖国」@ロヴロ・フォン・マタチッチ/ザグレブ・フィル(クロアチア・レコード:2CD D K 5079422)

 悠揚迫らぬテンポと雰囲気で,勝手に広大な草原とか連想してしまう好演.オケは一流とは言いがたいが,このローカル感には却って抗し難い魅力があるのよ(^^;).

日常(2006年6月7日)

 仕事.福島で早朝,落雷があって勤務先のネットがつながらず.それでもつながる何箇所かを使って選書などしてみる.「レファレンスで足りない分野がありましたか?」「西洋史の本が少ないですね~,と言われました.」了解.結局,ネットが完全復旧したのは午後3時過ぎ.
 某部長が「図書管理規定どうなっていますか?」とやってきたので,実は一月前に原案を仕上げておいた規定案を渡したら,えびす顔でご帰還(^o^)/.

 あるところで「G.C.W.さんはどうして論文書かないんですか?」と尋ねられる(^^;).それはもちろん,目指すところは羌子牙ですから(^^;)安売りしないんですよ.現在の状況下で論文を書いても,受け入れられるとは思えませんで.
 ・・・・・・・・・と言うのは冗談にしても,何時の日か「日本図書館情報学会誌」に投稿できるレベルの原稿が書ければいいな,という望みは捨ててません.考えていることのレベルがそこまで到達してないので,もっと精進しないとダメですが.

児童書すべてそろえます

 朝日新聞【児童書すべてそろえます

 うわぁー(*_*)! 思い切ったことをしますね.特色の出し方としては,悪くない試みだと思います.出来れば今後この試みが継続されて,児童書見るなら大和市立図書館へ,という評価が内外で高まるといいですね.

 ところで,15年前に浦安市立図書館の「特定中小出版社の徹底収集」を批判した伊藤昭治氏をはじめとする図問研の方々は,当然このやり方は批判されるのですよね? 主題は違えども,ある分野を「それだから」と集中して購読するやり方ですから.予算の無い他の公共図書館が真似したら困るやり方ですよね.当時と同じように「みんなの図書館」誌上で盛大にバッシング! ですね(^^;).

記者の目:民営化が進む図書館

 毎日新聞【記者の目:民営化が進む図書館=賀川智子(静岡支局)

 新聞記者にしては(失礼),公共図書館のことをある程度までは踏まえた議論提起になってます.議論とはこのように提示するものだ,というお手本のような文章ですね.両論併記にはなっておらず「民営化」の負の側面が強調されているので,公共図書館業界のアンチ「指定管理者制度/業務委託」論者には心強い援軍に思えるかもしれません.
 
 それにしても,業界系のアンチ「指定管理者制度/業務委託」論者は,この記事を読んで,自分たちの議論が何故他者からソッポを向かれるのか,一度頭を冷やして考えた方がよろしいんじゃないでしょうか.比べるのも気の毒な【東京の図書館をもっとよくする会: 図書館委託はなぜ起きるのか】この典型的な業界人の文章が如何にひとりよがりであることか,業界関係者は今一度,立ち止まって考えた方がいいと思う.

 例えば上記の記事で


東京都江東区の男性(51)は4年前にカウンター業務が民間委託された図書館を利用する。無愛想だった職員の対応は若い女性の笑顔に変わったが、資料を問い合わせると奧の部屋に引っ込んだままになってしまう。
とありますが,以前の「無愛想だった職員の対応」の責任を,上記「図書館委託はなぜ起きるのか」を書いた池沢昇のような立場の人間が全く引き受けず,ましてや反省の姿勢も見せずに,公務員司書たちだけが役所の他部署やら民間業者やらの無理解と圧迫と搾取の犠牲者だと言う,実に虫のいい主張を繰り返すその姿勢に不快感と不信感を抱いているのは,僕だけじゃないと思いますよ.


 なお,いつもながら,この記事に対する,書物奉行さんのヨミには脱帽.

(最初の投稿を全面的に改稿してます)

2006/06/06

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23@クリフォード・カーゾン&ゲオルグ・ショルティ/ヴィーン・フィル(デッカ:UCCD-7135

 まずもって,冒頭の吹奏が無造作なのに驚かされる(^^;).吹きっぱなし,にしか聴こえない.さすが若き日のショルティ面目躍如というところ.このあとも金管はかなりアクセントをキツメに吹かせていて,それを1950年代デッカ特有のハイファイ録音が助長する(^^;).やかましい.
 テンポはともかく,オケのお化粧にはとんと無関心なサポートを向こうに回して,「孤高のピアニスト」カーゾンが懐深く,よく指揮者に合わせて豪胆な演奏を聴かせているのはさすが.ピアノにマイクを突っ込んだような録音がカーゾンの線の細さをカバーして,終楽章まで破綻を見せない.

日常(2006年6月6日)

 今日はダミアンが,などと書いても覚えているヒトがどれだけいるのかしら,などと思っていたらリメイクですってね>>「オーメン」.

 仕事.某所に出す申請書の文言作成と,耐震工事の図面を修正するのとで一日潰した(-_-;).お客少なすぎ! もう少し危機感を抱いてくれ>>部下各位.こりゃ,図書館について「風説の流布」が誰かによって行われているに違いないんだから,イメージ戦術を何か考えないとダメだぞ,これは.

 毎日新聞【列車内全面禁煙:来春からすべての特急に拡大 JR東日本】良き哉(^^;).昔々,禁煙車に乗ったのに喫煙していたバカに出くわしたこともあるので,全席禁煙化は大歓迎.喫煙者専用に1時間に1本くらい特別仕様の列車を走らせてもいいとは思うけど,これは喫煙料金を取らないと割が合わないか? 

2006/06/05

日常(2006年6月5日)

 仕事.他館から届いた複写物の手続き.依頼者に連絡するも不在か.演習はレポートの採点が終わらず,代わりに質問と回答の時間にするも,40分弱で5人分しか進まず(-_-;).困ったが,時間を潰すにはもってこいかも.午後は再構築中のホームページの手直し,これがなかなか進まない(sigh).夕方呼び出し,申請書類の原稿を書けと言われるが,締め切りは明日(-_-;).明日の午前中でケリをつけるか.

 読売新聞【「プロ中のプロとしてミス」村上氏、悔しさにじむ会見】この萩本欽一にそっくりに見えるケタタマシイおぢさんを弁護する気は全く無いが,このプロ中のプロとしてミスがあった」こーゆう台詞は一度でいいから吐いてみたいものだ.
 自分が犯す「プロなのにミス」というものがどんなものなのか,全く想像できないのだが(^^;).

ベートーヴェン/「熱情」

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」@エリー・ナイ(コロッセウム:9025-12.2)

 1967年録音.ベートーヴェン弾きとしてアルトゥール・シュナーベルに継ぐ存在であったが第二次大戦後はナチ協力者として不遇だったエリー・ナイ(1882-1968)最晩年の演奏である.
 ピアニストとしての技巧は80歳過ぎのピアニストのそれとしてはまずますと言うところ.録音のせいもあるのか,ピアノが響かないし,トレモロなども音の粒が全然揃ってないのは素人が聴いてもわかる.第3楽章など意余って力足らずなところさえ聴こえる.ところが,ここで奏でられている音楽は,録音だの技巧だのを吹き飛ばしてしまうほどの圧倒的な表現力で,不思議なくらい聴く側に迫ってくる.「老いの執念」などと言う無かれ,ここに聴ける音楽の有様は「老い」どころか実に若々しく,ベートーヴェンが30代で「アパッショナータ」を書いたことを想起させるに充分なものなのだ.

 ・・・ちょっと誉め過ぎたかな(^^;).

2006/06/04

日常(2006年6月4日)

 休日.夏ズボンを買いに某紳士服屋に久し振りに行ったら売り場が半分になっていて,しかも大きなサイズは置いてない(-_-;).仕方が無いので某スーパーに行ってスラックスを2本調達.裾上げを頼んで,クルマを廻して県立美術館で開催中のカミーユ・クローデル展へ.部下のひとりがカミーユ・クローデルの大ファンで「行きたいけど時間が無いかも」と愚痴をこぼしていたものだから,気になってね(^^;).やっぱり,若い頃の作品が難しいことを考えてない,天真爛漫なところがありますね.ロダンとの愛憎云々のあたりになると,作品も何だか気難しく妖艶な感じに見えましたが,さて.

 読売新聞【名は「中京女子大」、でも「男子学生受け入れ」】,東京新聞【中京“女子”大 男子もOK 学長『学風を大切にしたい』】僕も勤務先が女子大なので,こーゆう話は他人事じゃありません(^^;).まあ,ウチはプレ・モダンが一見ポスト・モダンに見えるフリをしているようなところなので,気がつけば後方集団の先頭になっているじゃあないかと.要するに何も手を打たないってことですよ(-_-;).

ブゾーニ/ピアノ協奏曲

ブゾーニ/ピアノ協奏曲作品39@ジョン・オグドン&ダニエル・レヴェノー/ロイヤル・フィル(スタインウェイ:456 913-2)

 かの“Great Pianists of 20 Century”の1組から.原盤はEMIで,2枚組みLPも持っているもの.1968年ごろの「レコード芸術」に,この録音が発売された(国内盤にあらず)のを機とした,この作品の解説が掲載されていたっけ(^^;).
 とにかく長い.この録音では70分弱かかる.実演では,技巧だけじゃなくてスタミナが要求されること間違いなし.「鬼才」とも評されたオグドンは,この長大でいささか集中力に欠ける協奏曲をたるむことなく弾き切っているだけでも凄いものである.

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