先生,それでは宗教です
先生,それでは宗教です.少なくとも「公共図書館」は近代市民社会の産物であります.近代市民社会の前提は「自ら考え,自ら行う市民」です.それ故,公共図書館を考えるという行為に思想・信条の自由が認められるのは,僕が四の五の言うまでもなく当たり前のことではないですか.ケペル先生のご発言は自由な思想・信条の発露の抑圧に他ならず,しかもそれが『市民の図書館』への熱烈な信仰に支えられているのであれば,正直申し上げてジョージ・W・ブッシュにおける「テロとの戦い」と性向の違いはあれ,その発言・行動を裏打ちする発想の構造は「熱烈な信仰」という地平で同一のもの,と看做されても仕方が無いと考えます.
『市民の図書館』は歴史的役割を終え,その路線は既に破綻している,と考える僕のような人間は殲滅されても仕方が無い,とケペル先生はお考えなのでしょうか?
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