クライスラー/ヴィーン奇想曲
クライスラー/ヴィーン奇想曲作品2@ヨーゼフ・ハシッド&ジェラルド・ムーア(テスタメント:SBT1010)
1940年11月29日の録音.ヨーゼフ・ハシッド(1923-1950)は「200年に1度の神童」と謳われた天才ヴァイオリニスト.だが10代後半で精神に変調を来たし,最後にはロボトミー手術まで施されてしまい,わずかに小品9曲の録音を残しただけで夭折した.この11月29日の4曲(他はドヴォルジャークの「ユモレスク」,マスネの「タイスの瞑想曲」,アクロンの「ヘブライの旋律」)の録音が,ハシッドの最後の録音になってしまう.
このCDには残された9曲がすべて収録されているが,天才と謳われただけあって天衣無縫な演奏ぶりである.中でも最後の4曲には,本物の闊達さが聴いて取れる.
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