ドヴォルジャーク/交響曲第9番
ドヴォルジャーク/交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」@レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管絃楽団(ビダルフ:BID83072)
有名な1935年の録音ではなく1925年,電気録音最初期の録音.この年,機械録音(ラッパ吹き込み)に代わる録音技術として電気録音(マイクロフォン)が実用化される.この録音,さすがに音が痩せており電気録音いまだしの感を免れえないもの.よくよく聴いてみるとティンパニが省かれている(^^;).第1楽章の序奏の最後に叩かれる一撃が低絃に置き換えられているし,ところどころテューバとおぼしき低音楽器が付加され縦横に動き回ってさえいるのが何とも可笑しい(^^;).貴重な歴史のひとコマではある.
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