ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18@クリフォード・カーゾン&エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィル(デッカ:UCCD-7135)
近頃,巷で評判(^^;)のラフマニノフです.ピアノ協奏曲第2番です.クリフォード・カーゾン(1907-1982)はUKのピアニスト,繊細で典雅な演奏で知られた.生前しばらくの間,現存するただひとりの「サー」を保持するピアニストであった.実はレコード録音には消極的で,発売にOKを出さなかったこともしばしばだったらしい.
この録音は1955年のモノラルだが,デッカらしく音は鮮明で鑑賞に難は無い.いわゆるロシア風(?)の大柄でズブズブな情感過多の演奏からは遠い(^^;),オーケストラともども繊細でリリックな演奏である.ある意味そっけないくらいに飾らない演奏だが,時々ペダルを踏む音がハッキリ聴こえるのは面白い.
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