2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

コメント・トラックバックの取り扱いについて

  • コメント・トラックバックをお寄せいただき,ありがとうございます.blog主が確認ののち,公開されますのでしばらくの間,お待ちいただくことがありますがご了承ください.当blogに無関係な内容のコメント・トラックバックはblog主の判断で削除されるものもあります.

「貸出至上主義者」度チェックβ版

ココログ


ほし2

« 日常(2006年11月20日) | トップページ | ドヴォルジャーク/スラヴ舞曲集 »

2006/11/21

わが異端の昭和史

わが異端の昭和史 上
石堂 清倫著
平凡社 (2001.9)
通常2-3日以内に発送します。

わが異端の昭和史 下
石堂 清倫著
平凡社 (2001.10)
通常2-3日以内に発送します。

 石堂清倫(いしどう,きよとも,1904-2001)は,戦前は三・一五事件や満鉄調査部事件で検挙された経歴を持つ.満鉄では図書館にも勤務している.戦後はアントニオ・グラムシを日本に紹介した.党中央とは終始,そりが合わなかったようである.
 この本のタイトルには「異端」という言葉が用いられているが,この言葉を自ら用いるひとは常識人であるのが通例で,石堂もその例に漏れない.しかし,監獄暮らしも敗戦後の満洲での苦労も党の圧力も決して声高に叫ぶことなく,淡々とその有様と対処を記述していくのは,並大抵の精神力でなしえる業ではないだろうな.
 なお,石堂の図書館に対する慨嘆が上巻291頁にあるので,興味のあるひとは覘いてみることをおススメする(^^;).古き良きエリートの図書館への見方は,右も左も関係ないものらしい.

« 日常(2006年11月20日) | トップページ | ドヴォルジャーク/スラヴ舞曲集 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: わが異端の昭和史:

« 日常(2006年11月20日) | トップページ | ドヴォルジャーク/スラヴ舞曲集 »

UNIQLOCK

ついった

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク注目エントリー

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク人気エントリー

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

只今積読中

ココログ図書館ネタ