グラズノフ/交響曲第1番
グラズノフ/交響曲第1番ホ長調作品5@エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立交響楽団(ヴェネツィア:CDVE04259)
ゴメンなさい,実は全然期待せずに聴き始めたのですよ(^^;).そもそも店頭で見て買うのを迷ったほど(交響曲全集だった).グラズノフの交響曲,第5番は知っているしそれなりにいい曲だとは思うものの,「四季」「ライモンダ」やヴァイオリン協奏曲がウンザリするほど退屈だった記憶しかないので,これもバレキレフの交響曲みたいなものかと勝手に思ってましたが.
いやはや,とんでもない思い込みでした.春の陽射しのような淡い明るさと華やかさが匂い立つような旋律とオーケストレーションで過不足無く表現されている,内容も技術も第一級の音楽でありました.退屈だなんて,とんでもない.しかも,15歳でこれを作曲したんですって!
スヴェトラーノフの指揮もガンガン勢いづいて粗暴になることもなく(^^;),グラズノフの青春を慈しむかのような演奏である.これは掘り出し物でした.
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