コロンブスの卵
高知新聞【住民ら1万冊整理中 安芸市畑山の寄贈本図書館】
こうなってくると,矢祭町の採った方法は,蔵書構築論における「コロンブスの卵」だったのか,という感想すら浮かんできます(^^;).次は集まった本を各館が如何に運用するか,また本の寄贈を如何に継続してもらうか,公共図書館経営のプロデュース能力を各自治体が問われることになります.社会の関心が薄れれば寄贈書は何時か途絶えてしまうでしょうから,途絶えてしまうまでに自治体が基礎体力を回復するか,あるいは寄贈書が途絶えないように社会の関心を持続させる魅力的な情報発信を自治体なり公共図書館なりが継続することが出来るか.更には住民が寄贈書によって出来上がった公共図書館をどう評価するか.
図書館情報学を専攻する学生さん,卒業研究にうってつけの素材ですよ(^o^)/
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