ブラームス/交響曲第4番
ブラームス/交響曲第4番ホ短調作品98@エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管絃楽団(デッカ:UCCD-3046)
アンセルメの独墺系音楽がダメだなんて言ったヒトは誰ですか(^^;)? 確かにベートーヴェンの第9はバランスから何からへんてこりんな演奏でしたが,このブラームスは形も整った,大変な力の籠った熱演ですぜ.ところどころ金管がブラームスらしからぬ音を出してますが,ブラームスのオーケストレーションに忠実なのか案外に控え目で,絃と木管(そしてティンパニ)が熱っぽくブラームスを奏でます.
そう言えば,アンセルメの指揮法の師匠は,格調高い指揮で知られたエイドリアン・ボールトと同じく,あの大指揮者アルトゥール・ニキシュだったというのも,この演奏を聴くと「なるほど」と思えます.
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