ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調作品129@ダヴィッド・オイストラフ&エフゲニ・スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立交響楽団(BBC:BBCL 4060-2)
1968年8月22日,ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ.オイストラフの60歳のお祝いに,ショスタコーヴィチが密かに作曲していたヴァイオリン協奏曲は,ショスタコーヴィチの計算違いでオイストラフの59歳の誕生日に間に合ってしまったという(^^;).
晩年のショスタコーヴィチらしい,晦渋と諧謔は紙一重な音楽である.第1楽章では時々入るトム・トムの強烈な合いの手が何とも.胃の痛くなるような緊張感で一貫する第2楽章を経て,奇妙な炸裂が頻発する終楽章はさすずめ「哲学するドタバタ」.オイストラフの弾くカデンツァの凄まじいこと!
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