マーラー/交響曲第7番
マーラー/交響曲第7番ホ短調@ジェームズ・レヴァイン/シカゴ交響楽団(BMG:BVCC-38134/38135)
レヴァインがRCAに録音したマーラーでは6番と並ぶ白眉な秀演.難しいことは一度すべてお払い箱にして,音楽だけを見てスコアから組み立てなおしたような演奏である.カラヤンのように内面を拒否しているのではなく,スコアを音にする作業を通して内面は自ずと浮かび上がってくる,というのがジョージ・セルのアシスタントをしていたというレヴァインらしいところだろうか(^^;).この複雑な容貌の作品から,清新の風光さえ漂わせているのだから只事ではない.
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