チャイコフスキー/交響曲第4番
チャイコフスキー/交響曲第4番ヘ短調作品36@ジョージ・セル/ロンドン交響楽団(デッカ:UCCD-7057)
セルがロンドン交響楽団を振ってデッカに入れた録音(1962年).ピエール・モントゥが常任指揮者だったときのLSOだからなのか,セルの棒にも機敏に反応してピチッと縦の線の揃った一糸乱れぬアンサンブルを聴かせる.セルのフレーズが詰まり気味の指揮と,当時のデッカお得意の残響の無い生々しい録音が相まって,チャイコフスキーのセンチメンタルなところが上手い具合に中和され,チャイコフスキーの録音には珍しい,古典的な風貌を聴かせてくれる.
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