チャイコフスキー/交響曲第5番
チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調作品64@パウル・ファン・ケンペン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(フィリップス:UCCP-9044)
オールド・ファンから絶大な支持を受けていた録音である.一言で言えば「英雄的なチャイコフスキー」うじうじしたところの微塵も無い,実に骨太でヒロイックな演奏(その象徴が終楽章のコーダで鳴らされる追加のシンバル).それを当時のコンセルトヘボウが奏でる木目調の音色が微妙に中和して(?)なかなか味わい深い雰囲気に仕上がっている.
終楽章のカットと加筆など,今の耳にはオールドファッションであるのは致し方ないか.
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