反図問研的公共図書館
毎日新聞【矢祭町の図書館建設:寄贈本、20万冊突破 /福島】
さすがに驚きを禁じえません(^^;).冊数もさることながら,未だに寄贈書が届き,問い合わせが毎日あることに,です.しつこいようですが,この「反図問研的公共図書館」に,これだけの支持が集まったことを『市民の図書館』信者はどう捉えているのでしょうね.まさか寄贈書を送ったひとたちに「底の浅いものを感じる」などと言い出したりはしないでしょうが,それに近いニュアンスのことは共同通信社の配信記事にて図問研の関係者が述べていました(こちらを参照のこと)ね.脊髄反射で矢祭町の方針をとやかく言う前に,矢祭町の方針に支持が集まったことを考えなくちゃ,公共図書館業界に先は無いのでは?
この記事で気になったのは,取って付けたようにも思える最後の一文.
ここについて,もう少し掘り下げて欲しかったのは僕だけですか>>毎日新聞さま.
一方、図書館開館後の運営方法などについても検討が始まっている。
ちなみに「反図問研的公共図書館」という言い回しは,ドミトリー・ショスタコーヴィチの不思議な作品「反形式主義的ラヨーク」というタイトルのパロディですが何か.
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コメント
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はじめての書き込み失礼いたします。
>一方、図書館開館後の運営方法などについても検討が始まっている。
貸し出しに供されるまでにどういう経緯をとるのか注目したいです。
データとかどうするんでしょうか?
まさか分類ラベル貼りさえすれば利用できるなんてことは冊数から言ってありえないと思いますが。
投稿: ろーじー | 2006/10/01 00:25
>>ろーじーさん
初めまして.
ごめんなさい,ボヤボヤしてたらお返事が遅れましたm(_)m
矢祭では,電算機による図書管理システムは導入しないそうなので,逆ブラウン式か何かで貸出・返却の手続きをするのでは?
先日,矢祭に行って来たというある方に話を伺ってきたのですが,ちょっとそのあたり詳しいことは聞き逃しました.また機会がありましたらblogでご報告しますね.
投稿: G.C.W. | 2006/10/10 22:38