怪盗ジゴマと活動写真の時代
映画を見るのは実のところあまり好きではない.特に映画館で映画を見るのが苦手(暗いところで大画面見続けていると頭痛がしてくる)なくせに,映画にまつわる本を読むのは大好きというのは,何処かおかしいですかね(^^;).
この本は大正元年,映画「怪盗ジゴマ」が大流行を巻き起こした挙句に,それが騒動にまで発展し最後には上映禁止にまで及んでしまう,その流れを,活動写真が娯楽の王様に躍り出る時代相,あるいは幻の「ジゴマ」ストーリーの発掘から説き起こした好著である.そう,「ジゴマ」の流行は,実は今に至るメディアミックスの先駆けだったのだ.
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