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2006/09/08

雑感

 個人的には「所有」への欲が個々の人間から完全に消滅しない限り,いわゆる「図書館」という思想/概念/手段/方法は消滅しないだろうと思ってますが,甘いですかね(^^;).フェティシズム=物神化,というと少々語弊がありそうですが,コレクター/コレクションへの人間の欲望と,その裏側にある「公平」「富の再配分」志向が人間にある以上,「図書館」は存在し続け得ると考えてます.

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コメント

所有への欲。なくなりません。収集したいという欲望がむらむらと湧いてくることがあります。
私は図書館が大好きですし、図書館から本をよく借りますが、本気で読みたい本、気に入った本はどうしても手元におきたい、線をひきたいと思ってしまいます。調べものの本、高価な本以外は、ついつい買ってしまいます。そして後で、置く場所がないことに困ったり、熱がさめてその後全く読まないということがあったり、購入したことを後悔してしまうのです。その繰り返し。古本屋でショックを受けるよりは…と最寄りの図書館に寄贈することもあるのですが、それって図書館にとって迷惑なのでしょうか? 

>>nokogirisou さん

 寄贈については,doraさんが↓こんなことを書いてます.
DORAの図書館日報: ここでも“mottainai”
http://dora-hikarilibrary.air-nifty.com/diary/2006/08/mottainai_7085.html

> ところでこれまで、整理が追いつかないからと寄贈自体を断ったり、昨日もらった本を翌日にはリサイクルコーナーに置くといった話を何度も耳にしたことがありますが、その度に感じるのは、これが本当に利用者の立場に立った経営なのか、ということです。


そう,寄贈本を嫌がるような公共図書館は,こちらで願い下げにしましょう(^^;).nokogirisouさんは,これからも堂々と本を寄贈していただければ,nokogirisouさんの陰徳になるばかりでなく,地元の公共図書館にとっても有益なことがいろいろとあるはずですから.

で,「所有欲」ですが,これはもう人間の性(さが)ですから,どうしようもないんじゃないでしょうか(^^;).僕に言わせれば,それ故「図書館」も存在価値があるということですが.
何しろ,僕のようにコレクター気質が入っちゃっていると,最早書斎(のような部屋)のキャパを超えてしまい,部屋に足の踏み場が無いほど,本とCDが積み上がってます.「要らないものは溜めないで!」と次女にも叱られるのですが,こればかりは何とも_| ̄|○

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