「公共図書館」所蔵資料の「イメージ」とは?
高知新聞【藩政史料原本を紛失 「功名が辻」推進協】
【Tohru’s diary:起こるべくして起こった紛失と思う】から.高知県立の丸地館長,とんだ災難に巻き込まれましたね(-_-;).今更ながら悔やまれますが,県立図書館にクルーを呼びつけて撮影させるのでした.
tohruさんのおっしゃられるように「図書館からの借り物だからこそ杜撰に管理していたのでは」というのは一理あると思います.記事にも『功名が辻』県推進協議会事務局長の言として
とありますから.公共図書館は県立図書館であろうとも「博物館」「美術館」と異なり,歴史的に貴重な資料を所蔵しているわけが無い,という思い込みが推進協の連中にはあったのは間違いないところでしょう.
「特別貸出願は単に史料を借用する際の様式として出すものだと思っていた。(皆山集が)貸し出し禁止の貴重な史料だとは協議会の誰も認識していなかった」
社会的・歴史的な「イメージ」の形成と合意と伝播とは恐ろしいものです.
・・・・・・・・・何だよ,結局「公共図書館」についてカタッているじゃないか,というツッコミはご容赦くださいm(_)m
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