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ココログ


ほし2

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2006年8月の記事

2006/08/31

日常(2006年8月31日)

 お仕事の日.8月も今日でお終い.今年の夏は,何とも大変な夏であった(sigh).

 京都新聞【利用者、貸し出し冊数が2割増 京都市図書館 読書ノートとシール奏功】『読む力は生きる力』の著者が聞いたら怒り出しそうな話だけど,こーゆう試みをしたところで,誰もがシール欲しさに薄っぺらですぐ読み終わる読みやすい本ばかり読むようになるわけではないと,小学生時分にそんなこと考えもしなかった自分の経験から考えるよ.

アイヴズ/コンコード・ソナタ

アイヴズ/ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード,1840-1860」@ヘルベルト・ヘンク(ヴェルゴ:WER 60080-50)

 アイヴズの作品の中でもシリアスで硬派なことでは最初に指を折られる傑作.やたらと「運命の動機」が叩かれる第1楽章から始まって,何とも形容の仕様の無い音楽が紡ぎ出される,一種異様なたたずまいの作品である.「わかんねー奴にはわかってもらわなくて結構」音楽ならそれでもいいかもしれない.

矢祭町関連blogリンク集,のようなもの

 とっくに誰かやっているような気がしていたのですが,図書館系blogでは見つけられなかったので,リンク集を作っちゃいました(^^;)が,途中で力尽きました.なるほど,誰も作らなかったわけだ.漏れがありましたらご容赦m(_)m
 すぺしゃる・さんくす>>グーグルさま(^^;).

 矢祭町の新図書館整備について取り上げている個人(?)blogを,8月31日現在で順不同に見つけたものだけ拾ってみます.当日の題名を見れば,矢祭町の施策に賛同しているか異議を唱えているかは,おおよそ判断がつきそうです(^^;).特にこちらで分類はしないので,興味のある方はリンクをたどってみてくださいませ.

 面白いな,と思ったのは異議を唱えているblogが,ことこの件については感情的とも思える言葉遣いで矢祭町を非難している割には,矢祭町のその後を追いかけている例が皆無に近いことですね.賛同・反発の別が必ずしもblog主の政治的立場とは関係が無いことも,なかなか興味ぶかいことです.
 これに関連して,小泉「改革」が永遠に続くと思っているヒトが,これまた左右を問わず結構いることにも吃驚です(*_*).

続きを読む "矢祭町関連blogリンク集,のようなもの" »

2006/08/30

ミャスコフスキー/チェロ・ソナタ第1番

ミャスコフスキー/チェロ・ソナタ第1番ニ長調作品12@トルルス・メルク&ジャン-イヴ・ティボーデ(ヴァージン:4 82067 2

 ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1650)は20世紀に27曲も交響曲を書いた作曲家として知られているわけだが,実はこんな魅力的な室内楽も書いていたのね(^^;).1911年の作曲だというから,作曲者30歳のときの作品.ラフマニノフの爛熟とも,プロコフィエフの辛辣とも違う,清新なロマンティシズムの香りが横溢している佳作です.
 チェリストは姓の綴りから北欧系のひとかな.ピアニストは,確か日本で開催された国際音楽コンクール(名前を忘れた)の最初の1位を獲得した奏者だったと記憶する.ふたりともこの録音では,ちょっと線が細そうだけど,爽やかな音楽に相応しい爽やかな演奏を繰り広げていますよ.

日常(2006年8月30日)

 お仕事の日.「愚痴は言うまい,嘆くまい」とは言うものの,やっぱり今日もあちこちでいろいろな話が聞こえてくる.僕個人には,取り立てて手落ちは無かったと思われているからか,僕のところに話が寄って来るということかもしれない.こーゆうときに「人間,育ちがわかる」とまで極言する方もいるし,つくづく「いざ鎌倉」の対応は難しいことを痛切に感じるここ数日.

 毎日新聞【名鉄:「パノラマカー」全廃へ】確か,数年前に名古屋から熱田神宮に詣でたとき乗車したのがパノラマカーではなかったかしらん.出来ればもう一度&写真を残しておきたいもの.

 読売新聞【2016年夏季五輪、国内候補都市は東京に】_| ̄|○ 個人的には福岡がよかったのだが.石原知事も鈴木俊一の二の舞にならなければよいが.

 日刊スポーツ【横浜牛島監督が今季限りで退団】事の真偽はさておくとしても,このような記事が8月に出る時点でTBSはプロ野球球団の親会社失格だろう.戦力の補強には満足な金をかけずに,公式戦の始球式を芸能人で飾り立てるような演出に狂奔するのは,正直なところ球団経営者としての見識を疑わざるを得ない仕儀だよ.

2006/08/29

ショスタコーヴィチ/交響曲第15番

ショスタコーヴィチ/交響曲第15番イ長調作品141@マリス・ヤンソンス/ロンドン・フィル(EMI:3 65300 2 4

 割りに血の気の多い演奏なんじゃないかと(^^;).ザンデルリンクの澄んだ,静謐な録音(ベルリン・クラシックス,エラート)が大好きなので,他の指揮者の演奏はどうしても動的に聴こえる(特に終楽章)のだが,この録音は他の録音と比べても「枯れてない」と思う.
 冬にもう一度聴いてみよう.

日常(2006年8月29日)

 お仕事の日.
 帰宅すると,しばらく音信不通だった友達から葉書が届いていた.ホッとする(^^;).

 読売新聞【900万円横領容疑、銚子電鉄の前社長ら2人逮捕】なんですかこれは(>_<).

 僕は誰憚るところ無い「ピーナツ」の大ファンですが,どうも世間はスヌーピーを筆頭にしたファンシーな側面ばかりに話を持って行きたがるので,40過ぎのおぢさんの立ち位置は少々微妙なものにならざるを得ないようで(-_-;).ちがーう! 僕は「ピーナツ」が好きなのであってファンシーグッズが好きなわけではなーい! 間違えないでくれーっ!
 ・・・・・・・・・と言いつつも,目の前にスヌーピータウンがあると中に入って買い物してしまう自分がいる_| ̄|○ あれだってホントは「ピーナツタウン」だろ,と思ってはいるのですが.やんぬるかな(sigh).

だめだこりゃ

 そこここで話題になっている(^^;)「図書館雑誌」8月号ですが,「2006年度(第1回)理事会議事録」にて某理事による,こんな発言を見つけましたよ.


「私は検討委員会の委員をしているが,指定管理の図書館を調べて,悪いところだけ報告した.」(p522)
語るに落ちてますね.斯様な情報操作が,プロ公共図書館員による「図書館の自由」とやらの実態ですか? 自分に都合の良いもの/ことしか見ようとせずに,世の中に向かって吠えたところで,そこから何を生み出せるというのでしょう.この発言が当該理事会で問題にはならなかったのであれば,日本図書館協会の前途は入手した情報をきちんとした物差しで判断することなく無謀な戦争に突入した大日本帝国並みということが言えそうです.

2006/08/28

プーランク/スターバト・マーテル

プーランク/スターバト・マーテル@セルゲ・バウド/リヨン国立管絃楽団・合唱団(ハルモニア・ムンディ・フランス:HMX290831)

 1950年に作曲され翌年初演された,一説にはフランシス・プーランク(1899-1963)の最高傑作とも目される,ソプラノ,混声四部合唱と管絃楽のための,30分ほどの充実した作品である.「クリスチャン・ベラールの思い出に」(楽譜の扉の言葉),彼へのレクィエムの代わりとして作曲された.ベラールについては知識が無いので,あとで調べておきますm(_)m
 「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」とは,カトリック教会の聖歌のひとつで,我が子イエスが磔刑に処せられた聖母マリアの悲しみを歌うものである由.ここでプーランクは,「オーバード」や「田園のコンセール」に聴かれる都会派で軽妙洒脱な作風は顔をほとんど見せず,悲劇的な,美しいハーモニーと緊迫感溢れるリズムの合唱を交互に聴かせていく.「最高傑作」と評するひとがいるのも,むべなるかな.

日常(2006年8月28日)

 お仕事の日.先日亡くなった上司の告別式で,お手伝い.あとで書類を書かねば.しかし,第一報のあったときはそうも感じなかったのに,日に日に「喪失感」が押し寄せてくる(sigh).あの談論風発にもうお付き合いできないかと思うと,哀しい.
 式場で何人か卒業生たちに会ったのだが,卒業年次が最近になるに従って挨拶が出来なくなる(-_-;).特にこの3月に卒業した連中が酷い.何様のつもりだ,と余程その場で怒鳴りつけてやろうかと思ったけど,故人の冥福を慮りさすがに慎む.

 産経新聞【暴力による言論封殺は許されず 加藤氏宅火災で小泉首相


また、首相の靖国神社参拝がナショナリズムをあおっているとの見方について、「まったくそれはない」と否定。(強調は引用者)

 東京新聞【首相 言論封殺、許されぬ

自らの靖国参拝がナショナリズムをあおっているとの指摘に対しては「まったく当たらない」と否定。(強調は引用者)
正確なのがどちらかはさておき,東京新聞の言い回しのほうが如何にも小泉首相らしい,と思ってしまってはダメかしらん(^^;).

2006/08/27

ヴァイル/三文オペラ

ヴァイル/三文オペラ@ヴィルヘルム・ブルックナー-リュッゲベルク/自由ベルリン放送管絃楽団(ソニー:SRCR1883)

 今日のライヴの復習(^^;).クルト・ヴァイルの妻だったロッテ・レーニャの監修による1958年頃の録音である.ヴァイマール共和国時代の雰囲気を色濃く伝えてくれる演奏で,音楽の実存(?)が強烈に香ってくる.技術的には恐らく上回っているはずのジョン・モーセリの録音(1988年)ではさっぱりわからない音楽のメッセージ性が,こちらでははっきりと伝わってくる.コワいことだ.

日常(2006年8月27日)

 お休みの日.日帰りでTYOに行き,中学時代の同級生平岩佐和子嬢(とパートナーは荻野清子さん)が毎夏恒例のライブ〈愉快に誘拐〉を楽しむ.もう16回目(!).半分くらいは聴いているかな.今回はご両人で人形使いながらブレヒト/ヴァイルの〈三文オペラ〉を日露戦争直後の日本に舞台を置き換えての翻案上演.しまった,これなら〈三文オペラ〉もう少し予習しておくのだった(^^;).まったく知らないわけじゃないけど,元ネタのストーリーを頭に叩き込んでおかないと面白みがわからないところがあるのよ,やっぱり.終了後,上演で使われた人形(牛乳パックやヨーグルトのカップで作られてる,まるでノッポさんが「できるかな」で製作したかのような素晴らしいモノ)を一体いただいて帰る.ありがとうございましたm(_)m

 毎日新聞【音楽コンクール:審査員に連絡せず開催 NHK大分放送局】おいをい.ゆるゆるですね(-_-;).

 

「お役所仕事」バンザイ\(^o^)/

 神戸新聞【臨時職員に雇用危機 加古川市立中央図書館


同図書館は、博物館などを備えた市総合文化センター内の施設として、前年度まで市文化振興公社(理事長=木下和弘・市地域振興部参事)が一括管理。しかし、市が、センターの指定管理者としてあらためて公社を指定する際、図書館だけを切り離し直営にした。今年二月、公社は図書館で働いていた臨職八人に、事実上の解雇を通知。市の臨職として雇用したが、公社での勤務実績は関係なく市臨職一律の待遇で、年収は約二割減、有休休暇は年間二十日から十日に減った。さらに、市は地方公務員法に基づき、「一年以上の継続雇用はできない」と通告。雇用を更新しても、図書館と関係ない部署に配属するとした。

 当事者の方々は大変なご苦労だと思います.僕も身内が職種こそ違え某市の臨時職員なので,臨職の雇用が不安定であることは常々感じているところです.

 がしかし,当事者の方々には大変申し訳なく,また不謹慎であることも重々承知の上で,僕はこの神戸新聞の記事を読みながらこみあげてくる「笑い」を抑えることが出来ないのですね.この記事,あまりにもよく出来たブラック・ジョークに読めてしまうのです.
 例えば,こちらの記事(毎日新聞【知の森揺れる:指定管理者制度 直営維持の重要性、大阪の研修で説明 /静岡】)と対比するとき,加古川市立中央図書館の事例は,彼我の意識のあまりの落差に慄然とします.なるほど,公共図書館の「直営」というのは公務員の雇用さえ確保できればそれでよろしいのか,と.

 やっぱり,指定管理者委託への反対運動は「公務員の既得権益擁護」以外の何物でもないのかどうなのか,他の地域で反対運動を展開している運動家やプロ公共図書館員の見識が,加古川で試されています.

2006/08/26

矢祭町と「著作権」

 矢祭町について「辛口」なご意見を見つけました.プロコピーライトのひとや小泉改革の側から見れば,矢祭町ってこんな感じに見えるのかな.

日々の気になるトピックス:なんかドロボーって感じ:福島県矢祭町


司書には給料は支払わず、本をタダ読みする町民がボランティアで担当すればよい。
残念! 矢祭町の公共図書館設立計画には,いわゆる「司書資格」を持ったひとは関わってないようですよ.町には「司書」どころか図書館のために常勤の職員を雇う予定も無く,現在書籍の装備に携わっているボランティア(僕は勝手に「42人委員会」って呼んでます)が開館後の運営の中心に移行するようです.つまり,このblog主が提案するとおりの運営が行われるってことです.
 よかったですね(^^;).

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番ニ短調作品47@マリス・ヤンソンス/ヴィーン・フィル(EMI:3 65300 2 4

 全集買ってしまっただよ>>マリス・ヤンソンスのショスタコーヴィチ.
 ヴィーン・フィルの〈革命〉は確か,コンスタンティン・シルヴェストリの録音(EMI)があったと思うけど,ゲルギエフのもそうだったかしらん? ロシアモノは昔から結構こなすオケなので,〈革命〉だってチャイコフスキー並みには手の内に入っているのでしょう.ここでも余裕の演奏を聴かせますよ.終楽章の冒頭のテンポとその後の急加速は◎.

「公共図書館」所蔵資料の「イメージ」とは?

高知新聞【藩政史料原本を紛失 「功名が辻」推進協

 【Tohru’s diary:起こるべくして起こった紛失と思う】から.高知県立の丸地館長,とんだ災難に巻き込まれましたね(-_-;).今更ながら悔やまれますが,県立図書館にクルーを呼びつけて撮影させるのでした.

 tohruさんのおっしゃられるように「図書館からの借り物だからこそ杜撰に管理していたのでは」というのは一理あると思います.記事にも『功名が辻』県推進協議会事務局長の言として


「特別貸出願は単に史料を借用する際の様式として出すものだと思っていた。(皆山集が)貸し出し禁止の貴重な史料だとは協議会の誰も認識していなかった」
とありますから.公共図書館は県立図書館であろうとも「博物館」「美術館」と異なり,歴史的に貴重な資料を所蔵しているわけが無い,という思い込みが推進協の連中にはあったのは間違いないところでしょう.
 社会的・歴史的な「イメージ」の形成と合意と伝播とは恐ろしいものです.


 ・・・・・・・・・何だよ,結局「公共図書館」についてカタッているじゃないか,というツッコミはご容赦くださいm(_)m

日常(2006年8月26日)

 お休みの日.定期通院と久し振りの整体.かなりあちこちガタが来ていたようでスッキリ(^^;).

 山陰中央新報 【 「美保関沖遭難事件」語り継ぐ記念碑完成先日シンクロニシティした「美保関事件」関連の記事.この記事ではよくわからないけど,『美保関のかなたに』の著者は出席されたのだろうか?

美保関のかなたへ
五十嵐 邁〔著〕
角川学芸出版 (2005.12)
通常2-3日以内に発送します。

 日本海新聞【故郷への愛着常に 高木東六さん悼む県内関係者

 日本海新聞【9割が「運賃高い」 鳥取-東京航空便利用者調査「鳥取空港の利用促進を要請しても、運賃が安いから岡山空港を利用すると言われる」米子空港も同じことか(-_-;).「旅割」適用外のお盆期間中,羽田ー米子間の運賃がひとり当たり往復で60000円を超えるなんて,信じられますか?

メモ

毎日新聞【知の森揺れる:指定管理者制度 直営維持の重要性、大阪の研修で説明 /静岡

毎日新聞【矢祭町:寄贈本10万冊突破 分類整理急ピッチ /福島

 気になった記事.
 特に矢祭町の件については,先日ある方に貴重なお話を伺う機会があり,可能な範囲で当blogにもその内容を書き留めておきたいとは考えている.が,公共図書館のことを取り上げて詳細に書き込むだけの,心身の余裕がいまは無いので,しばらくの猶予をいただく.

 かいつまんで僕の結論のみ述べれば,結局のところ矢祭町の試みはこれまでの「公共図書館」運営の歴史的経緯と成果/失敗からは,ほぼ切り離されたところで始められた試みであり,特にプロ公共図書館員の発想とは正反対の発想で組み立てられているのは間違いない.それ故,矢祭町のやり方に反対の立場から図問研のようなところが何を騒ごうが,恐らく当事者には遠方で稲光が閃いているくらいにしか感じられないのではないか.もしその方向性に反対するプロ公共図書館員が何か行動しようとするのであれば,そこに必要なのはパターナリズムからもたらされる一方的な「抗議」ではなく,まずは相互理解と認識を深めるための「対話」だろう,とその話を伺った帰路,思い及んだことである.
 しかし,この一件に限らず事あるごとに繰り返し指摘していることだが,何故かなりの数の住民(矢祭町在住者だけではなく他の地方在住も含めた)が矢祭町のやり方に好意を寄せているのか,いい加減なところでプロ公共図書館員はもう少し考察してみたらどうなのか.

2006/08/25

高木東六/空の神兵

高木東六/「空の神兵」@帝国吹奏楽団(キング:KICG3072

 「復刻版!戦前日本の名行進曲集-秘蔵名盤篇」所収.コレクションの中で高木東六作品の作品を捜したら,これくらいしか見当たらないので,取り敢えずこれを聴く.テイチク音源で,1943年9月に録音され1944年10月発売の由(CDの解説による).全体的に薄手でメロディにサックスを使い回し,合いの手に金管を多用する,この手のオーケストレーションは宮内國郎による「ウルトラマン」の劇伴あたりまでは健在だったが,最近はとんと聴く機会に恵まれない.どのあたりにルーツがあるんだろうか?

日常(2006年8月25日)

 お仕事の日.上司逝去.予期せず,2日続けてクルマで某市と往復することになる.

 毎日新聞【訃報:高木東六さん102歳=作曲家】ご葬儀がニコライ堂,と見て思い出しましたが,高木東六のご父君は正教会の伝教者でしたね.子供の頃から正教会の聖歌を聴いて育ったが故に,作曲家として立った高木は演歌や民謡に否定的だったんじゃないかと,という話があります.

2006/08/24

日常(2006年8月24日)

美保関のかなたへ
五十嵐 邁〔著〕
角川学芸出版 (2005.12)
通常2-3日以内に発送します。

 朝,トイレで拾い読もうと思って何気なく『美保関のかなたへ』を本棚から取り出したら,いわゆる「美保関事件」が発生したのが昭和2(1927)年8月24日のことで吃驚する.具体的な日付までは覚えてなかったのに,偶然とは恐ろしいものである.

 お仕事の日.日帰り出張で某所へ.収穫たくさん(^^;).

 毎日新聞【東和大:学生確保難しく、09年度末に廃校 福岡】今朝1番,この記事を新聞紙上で読んで腰を抜かすほど驚く(*_*).


「今春の新入生は、160人の定員を下回る約140人」
って,今年度は1割程度しか下回ってないのに.泥沼になる前に,潔い決断ではあるかもしれないけど,勤務する職員の皆さんのことを考えると暗澹たる思い.系列の短大と高校で引き取れる人材はいいかもしれないが(sigh).

 毎日新聞【唐招提寺:金堂扉板に極彩色の花文様 解体修理で発見】メモ.

ヴェルディ/レクィエム

ヴェルディ/レクィエム@アルトゥーロ・トスカニーニ/NBC交響楽団(BMG:BVCC-9714)

 苦手は克服したい.
 のだが,やっぱりヴェルディは相性が悪いのか,この録音を以ってしても聴くのが辛い.凄まじいエネルギーを放出している演奏であるのはわかるんだけど,音楽にどうにも安っぽさを感じてしまうんですよ.難しいわ.

2006/08/23

日常(2006年8月23日)

 お仕事の日.

 デイリースポーツ【パリス 拍子抜け“地味”会見
 サンスポ【“お騒がせセレブ”パリス・ヒルトン、全世界CDデビュー!
 ふたつの記事をこうして並べるだけでも,立派な「情報リテラシー」の素材でございますね(^^;).世の事物は何処からでも見ることが出来る,と言うのに,一方向から(自分の間尺に合わせて)のみ世の事物を計る愚かさよ.燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや(^^;),と評するには持ち出した例がいささか不適切だったか.

 毎日新聞【スピアーズさん広告:妊娠姿にシール…東京メトロ表参道駅】もうひとつ,情報リテラシー絡みっぽい話.これから公共図書館に関わりたい,若いひとが思考を鍛えるには持って来いの事例.だけれども,よくよく考えてみると,この件は男性が不用意に嘴を挟む件じゃないかもしれませんね.

 読売新聞【米タワーレコードが破たん、ネット配信に押され】クラヲタにはmp3だの音楽配信だのは無縁なので,レコード屋が街から消えるのは困る(-_-;).ネットショップの検索はクラシックが探しづらい(CDのデータがヘンだったりする)ので,現物をブラウジングできるレコード屋の存在意義はまだまだあるんですよ.

 毎日新聞【つくばTX:24日、開業1周年 つくば観光の好調後押し
 東京新聞【県内道の駅 曲がり角 物販、温泉の有無で明暗も】メモ.

シューベルト/ピアノ・ソナタ変ロ長調

シューベルト/ピアノ・ソナタ変ロ長調D.960(第21番)@マウリツィオ・ポリーニ(DG:F00G 20437)

 あまりの暑苦しさに,内圧の低い音楽を聴こうと思い出したのがこの曲.前回我が家のオーディオで聴いたのは何時だったか思い出せないほど聴いてない.
 聴き始めたら,記憶に反してドラマティックな展開を聴かせる第1楽章で,ちょっと吃驚(^^;).買ったときは作品・演奏共に,実に淡々と音楽が運ばれていく印象しか持てなくて,早々に放り出したCDだったのですが.いま聴くと,ポリーニの何処までも濁らない音が非人情の極みとはいえ,盛り上げどころを押さえた演出はちゃんと施されていて,20代の若造が聴く「音楽」じゃなかったのね,とつくづく思うところ.

「図書館利用率向上」業界外異聞

元検弁護士のつぶやき: 図書館利用率向上

 図書館業界の方々もご一読を,とご紹介まで.コメント欄は公共図書館の話ではなく読書論(?)で盛り上がっているようですが(^^;).途中から例の(^^;)船橋西図書館も登場します.

2006/08/22

ベルヴァルド/サンフォニー・サンギュリエール

ベルヴァルド/サンフォニー・サンギュリエール(風変わりな交響曲)@シクステン・エールリンク/マルメ交響楽団(BIS:CD-796)

 生前,実業家として成功したものの作曲家としては不遇だったスウェーデンの大作曲家フランツ・ベルヴァルド(1796-1868)の3曲目の交響曲.よく「朝靄が徐々に晴れていくような」と形容される第1楽章冒頭の音楽から,独特の世界を展開していく.第2楽章は緩徐楽章だがティンパニの強打一閃,トリオにスケルツォが始まるという不思議な構成.第3楽章はモーツァルトの「プラハ」の終楽章を短調にしたような素晴らしい疾走が聴かれる.
 エールリンクの指揮は,割と遅めのテンポでじっくりと演奏しているので,ベルヴァルドの軽やかさに少々欠ける感無きにしも非ずだが,終楽章など堂々とした印象でなかなかロマンティック.個人的には,もう少し涼しげな演奏の方が好きかしらん(^^;).

日常(2006年8月22日)

 お仕事の日.夜半過ぎ,ようやく一雨降ってこのあたりも少しは涼しくなるが,読売新聞【大阪北部などで集中豪雨、釣りの小学生ら救助】このところ見られるこの極端さは何とかならないものか.だんだん日本列島も亜熱帯域になりつつあるのかしらん?

 スポーツ報知【甲子園アイドル伝説…心に焼き付くあの笑顔あなたの王子は誰ですか「みちのくの玉三郎」三浦広之(福島商→ブレーブス)とは懐かしい(^^;).プロ1年目で4勝,2年目に7勝を上げながら故障で潰れた,惜しい才能.引退後はプロゴルファーを目指すとか言っていたらしいが,その後どうしたものか.
 でもね,三浦とか「バンビ」坂本佳一(東邦→法政大→日本鋼管,今年もNHKの高校野球中継に解説者として登場)全盛のあの頃でも,僕の同級生の女の子にはゴツい(!?)山口哲治(智弁学園→バファローズ,昭和54年バファローズ優勝の立役者)のファンだった子がいたよ(^^;).僕個人は,昭和52年の高校野球では甲子園のバックスクリーン脇にホームランを叩き込んだ鈴木康友(天理→ジャイアンツなど)や夏の決勝で絶体絶命満塁の0-3から三振をとった松本正志(東洋大姫路→ブレーブス)の方が印象に残っているのね.
 ・・・・・・・・・野球のことになると,ついつい細かく書きたくなる(^^;).

 読売新聞【面接官出張します…富士常葉大が「どこでもAO入試」】それは「AO入試」の本質を何処かに落っことしてきてるような気がするのですが,違うのかなあ?

 東京新聞【団塊の世代向け18年ぶりにLP CDにはない音の優しさ、柔らかさ】プレーヤーを持たなくなって久しいのでLPはここ15年以上全く聴いてないが,音の奥行きがCDよりも確かに深い印象はある.記事に


「集めたLP盤を捨てられず、押し入れなどに持っている人も多いはず」
とあるけどホントその通りで(^^;),いまPCに向かっている机の上にはLPを収めたカラーボックスが載ってますことですよ.

2006/08/21

日常(2006年8月21日)

 はい,また帰ってまいりましたm(_)m しばしのお付き合いのほど,よろしくお願いしますね.
 夏季休暇中は,初日と最終日に自分の実家に寄ったのを除いて7日間,カミさん家に遊びに行ってました.千人踊りとか花火大会とかお墓参りとか倉敷とかアクアスとか,席を暖める暇が無い(^^;).千人踊りは年々参加するグループが少なくなっていけませぬ(-_-;).市長さん,来年は賞金をUPするゆーとったけど,実は踊りの準備に金と手間がかかることを忘れとったらいけんよ(>_<).

 お仕事の日.エンジンかからないね~(-_-;).久し振りに定時で引けて,買い物廻って帰って来たら○時前なのに吃驚(^^;).
 ちと申し訳ありませんが,数日の間TBは認証制に切り替えます.スパムが多すぎ(-_-;).

 河北新報【バスの行く先】これは仙台圏の話ですが,【利用状況明暗/仙台圏のパーク・アンド・バスライド】など読むと,なかなか難しいものがありますね.個人的にはいろいろな意味で中途半端な「バス」はやめて「路面電車」にしよーよ,と思っちゃうクチなので,宇都宮市LRT構想が潰れずに実現し,成長していくことを密かに(^^;)期待しているんです.パーク&ライドだって,LRTでJRや地下鉄につないでしまった方がバスより便利な気がするのは,路面電車びいきの妄想でしょうか.

シューベルト/交響曲D.944

シューベルト/交響曲ハ長調D.944@ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団(ヘンスラー:CD93.057

 毎日新聞【高校野球:早稲田実 初優勝 駒大苫小牧3連覇の夢消える早稲田実業高校初優勝おめでとうございます! 実は当方,中京商業・吉田正男投手以来の三連覇を目指していた駒大苫小牧を応援していたのですが(^^;)勝敗は兵家の常,今日は早実の快挙を褒め称えましょう.斎藤投手は,しかしクレバーなピッチングでしたね.試合の最初は飄々と投げているくせに,最終回に147キロを叩き出すんだから(^^;).

 で,早実とこの曲と,何か関係があるのですか? というご疑問はごもっともです(^^;).早実の応援でも使われていた早稲田大学の応援歌のひとつに古関裕而作曲の「紺碧の空」という曲があります.その歌い始めが,実は「グレート」の冒頭でホルンが奏でるあの主題の冒頭にソックリさん(^o^)/ ギーレンのような,序奏を2分の2拍子で振っている演奏だとことさら似てくるような気が(^^;).「紺碧の空」は【早稲田大学校歌・応援歌紹介】で視聴できますので,興味のある方はどうぞ.
 ときにこの件,元ネタは柴田南雄のエッセイなのですが,出典がどの本だったか失念してしまい,今のところ探し出せません(^^;).

2006/08/11

日常(2006年8月11日)

 お仕事の日.今日でお盆前の仕事は終了.避難先も落ち着いてきて,何とか常態に復旧したかしらん? 例の集会も無事終了した由.文句を並べ立てていたけど,その動員力と機動力には見習うべきところも多かったような気がする(^^;).日報を配布していたけど,印刷機まで自前で持ち込んでいたのね.
 夜は勤務先の面々と暑気払い.楽しかったけど,この歳になると2日連続の飲み会は,さすがに堪える(^^;).

 明日から休暇に入ります.しばらく充電の旅に出ますので探さないでくださいm(_)m

2006/08/10

日常(2006年8月10日)

 お仕事の日.今日は昨日より普通の方々と出会えたので,それほどカリカリ来ませんでした(^^;).桃の差し入れもいただきましたし(ごちそうさまでしたm(_)m>>Oさん),母校の同窓生にも会えて美味しいお酒を飲んできましたので,明日も大丈夫でしょう(^o^)/

 東京新聞【旧三井邸解体始まる 『重文級』反対の声も】どうしてこの国の指導的な立場にある連中は,過去の蓄積というものを大切にしないのでしょうね(-_-;).やれやれ(sigh)_| ̄|○

2006/08/09

6万冊突破

 毎日新聞【寄贈:毎日新聞販売店所長の生田目正さん、矢祭町に本100冊 /福島

 記事に拠ると


町への本の寄贈は続いており、8日午後3時現在で計6万6010冊になった。
国宮さんのコメントへのお返事にも書きましたが,この件は「戦後民主主義」と「戦後公共図書館運動」における壮大な実験場と化してきたような気がします.この寄贈で作られる公共図書館が成功することは,これまでの公共図書館運動の成功でもあり挫折でもあり,少なくとも戦後公共図書館運動が一貫してその下支えを自認してきた「戦後民主主義」においては素晴らしい成功と評価される可能性がある,ということです.

 「これまでの公共図書館運動の成功」ってのは皮肉でも何でもなくそう思うわけで,この企画に対し内容のきちんとした寄贈書が陸続と届けられているというのは,「公共図書館」の存在と活動の内容がそれなりに各地の住民に認知されているということの現れでしょう(^^;)? そして,それだけ各地の住民がその地域の公共図書館によって民主制の基本である「知」を享受してきた,と判断できるわけですから.

 ・・・・・・今日はもう眠いので,ここまでにします.

日常(2006年8月9日)

 長崎原爆忌.仕事に追われて黙祷を怠る(>_<).
 お仕事の日.今日から勤務先を会場にした大規模な集会が3日間催される.おかげで朝から見知らぬヒトがたくさんいて面食らう(*_*).事務室が昨日から移転しているので,実にいろいろなヒトのいろいろな姿を拝見する(^^;).
 ホントに来場者もいろいろなヒトがいる.礼儀正しいヒト,擦れ違った際こちらが挨拶しても返さないヒト,仕事で荷物を通すために開けたドアを無言ですり抜けていく中年オヤヂ.そして勤務先の代表電話から回ってきた電話.開口一番「○○ですが××さんお願いします」.我が部下「ここには××という者は勤務しておりません」エライ\(^o^)/ 要項にも「会場には問い合わせをするな」旨の注意書きが書いてあるにも関わらず(これだってこちらが指摘したから書いてもらえたようなモノか),ヌケヌケと自らの勤務先も告げずに電話を取り次いでもらおうと言うのは,いくら何でも礼儀をわきまえぬ振舞いなんじゃあないかと.
 隣りでこんな会話.中年のおばさんたちと売店の方「レストランありますか?」「無いですねえ」「レストラン無いんだって!」「じゃあ,学食は?」「今日は営業してないですね」「学食も無いのぉ?」そこへ首を突っ込んで「ここにも学食はありますけど,今日の集会の編集室だか何だかになっちゃってるので今日は潰されてるんですよ(^^;)」ホントは学生が今日から夏季休暇なので休業,だったかも(^^;).・・・・・・来賓控室には市内随一の料亭から仕出し弁当が15個届いてました(-o-)/
 さすが,僕のところへ何か月も前に「近々お詫び方々挨拶に行きます」との空手形を発行した団体と,その構成員はやることが違う.何であんなにみんな,エラそうなんだか.明日と明後日もこの集会が続くかと思うと,かなり憂鬱な気分(sigh).早く終われ!

ウェーベルン/パッサカリア

ウェーベルン/パッサカリア作品1@ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団(エーデル:0002752CCC

 カラヤンやブーレーズの精密機械風な録音でこの作品になじんでいるひとが聴いたら,これはまた全く違う世界に入り込んだような気がするのではないか(^^;).クライマックスで煮えたぎるようなケーゲルの棒に反応するにも,とにかくオケが非力.金管が強奏で音を外しまくり,アンサンブルが崩壊寸前になる.静かな箇所では,ケーゲルともどもなかなか聴かせるのだが.

市川房枝記念会

市川房枝記念会くみあいニュース
市川房枝記念会の未来を語る会

 うーん.これはちょっとシャレにならない(>_<).市川房枝(1893-1981)と言えば記念会の目的同様「女性の政治的教養を高め、公明選挙、理想選挙を普及して民主政治の基礎を築くことと、女性の地位向上-男女平等を目的」記念会についてから)とした方ですから,その遺志を継承した団体でこのようなことが起きてしまうことに,記念会に拠った継承者たちの精神の衰弱と退嬰を読み取ってしまうのですよ_| ̄|○

2006/08/08

INOCENCIA@上松美香

INOCENCIA@上松美香(セブンシーズ:KICC305

 実は今日の午後からずっと頭痛に悩まされていて,クスリ飲んでも完調にならない(-_-;).そこでしばらく聴いていなかった上松美香のアルバを聴いて,ちょっとなごもう.今日は音楽の,毒も薬も要らない(sigh).
 上松美香は3枚ほど持っているけど,これがメジャー・デビューのアルバムだったのね.

日常(2006年8月8日)

 お仕事の日.いまとっかかっている仕事は,ようやく峠を越える.明日から外部の行事が勤務先であるのが,いろいろな意味でちょっと憂鬱(-_-;).

 河北新報【浮かれ過ぎ? 矢吹町議、光南高に激励金 公選法に違反】これを「浮かれ過ぎ」と書くのは,酷と言うより「驕り」のような気がしないでもありません.

 毎日新聞【灯籠流し:水に溶ける商品…「環境問題」で揺れる】この記事では,水溶性の燈籠の何が環境に悪いのかよくわかりません.そこで【荒川クリーンエイド・フォーラム】のサイトも見てみましたが(こちらが該当する記事のようです),いまひとつピンと来ませんでした.もう少しわかりやすい説明が何処かにありませんか?

2006/08/07

日常(2006年8月7日)

 お仕事の日.

 毎日新聞【高校野球:清峰が初出場の光南を破る 第1試合】うーん,結果しか知らないけど気の毒なほどの大差になってしもうた_| ̄|○ 
 山陰中央新報【開星 甲子園初勝利ならず】ここの監督は以前,「ナンバー」の記事で必ず優勝するみたいなことを言っていたのですが,今回も含めこれまで甲子園で一度も勝てない(-_-;).何故だろう?

 昨日の記事だけど読売新聞【甲子園きょう開幕、原爆投下時刻前後に「静粛な時間」】,スポーツ報知【広島代表・如水館のメンバーが黙とう…第88回高校野球選手権】広島代表の黙祷を「他チームの選手たちは静かに見守った。」これが解せない.釈然としない.何故他チームの選手は一緒に黙祷できなかったのだろうか.

橋本國彦/交響曲第1番

橋本國彦/交響曲第1番ニ調@沼尻竜典/東京都交響楽団(ナクソス:8.555881J

 「皇紀2600年奉祝曲」という十字架を背負った,戦争協力者のレッテルを貼られて早世した作曲家橋本國彦(1904-1949)の傑作.たとえ第2楽章の沖縄風旋律がコロニアリズムの産物であったとしても,だ.天衣無縫な旋律を大伽藍に仕立てるだけの腕を,この作曲家は確かに持ち合わせていた.

2006/08/06

ノーノ/命と愛の歌

ノーノ/命と愛の歌@インゴ・メッツマッハー/バンベルク交響楽団(EMI:5 55424 2)

 ルイジ・ノーノ(1924-1990)はカールハインツ・シュトックハウゼン,ピエール・ブーレーズと共に「前衛三羽烏」と称されたイタリア出身の作曲家.クラウディオ・アバドやマウリツィオ・ポリーニは以前熱心にその作品を演奏し,DG(!)に録音もしていた.しかし,未だに健在な他のふたりに比べて早くに亡くなったことに加え,生前強固な信念に基づく社会主義者であり続け,またダルムシュタット講習会以来のセリエリズムへの忠誠を終生保ち続けたこともあって,その作品は難解であることが多く,ルチアーノ・ベリオのように感覚に訴える面白さ(あざとさ)も無いノーノの作品は次第に忘れ去られがちになりつつあるようだ(イタリア本国ではどうなのだろう?).
 〈命と愛の歌〉は第1楽章に「広島の橋の上で」という副題を持つ.広島での原水爆禁止世界大会に出席したドイツの哲学者などの言葉をテキストに用いている,3楽章で16分ほどの作品.

日常(2006年8月6日)

 広島原爆忌.今年もテレビ中継を見ながら8時15分に黙祷.
 読売新聞【[原爆忌]「『北』の核の脅威を見ない平和宣言」】うーん,北の核よりも一昨日に出た広島地裁の判決(毎日新聞【原爆症認定訴訟:広島でも原告勝訴 41人全員、地裁認定 対象疾病も拡大】)の方が,今日は重要だと思ったのだが,エライヒトのお考えは違うみたい_| ̄|○

 お休みの日.クルマを駆って裏磐梯から喜多方へ.道の駅で豆腐や枝豆(枝に付いたままの)や箱入りトマトなど買って,喜多方で昼食は勿論坂内食堂のネギチャーシュー(^^;).あのチャーシューと澄んだスープがたまりません(^o^)/ 今日は喜多方何やらお祭りで,普段の休日より坂内の行列も短かった.日に焼ける程度には並んでいたけど.

2006/08/05

ルベル/四大元素

ルベル/舞踊組曲〈四大元素〉@ラインハルト・ゲーベル/ムジカ・アンティクヮ・ケルン(アルヒーフ:445 824-2

 いきなり「みょーん♪」と強烈な不協和音によって始まるが,それがひとしきり騒ぐとあとは軽妙洒脱な舞曲が軽快に進んでいく.例によって(?)とんがっているゲーベルとムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏なので,これが何処までこの作品の適切な再現なのかわかりかねる部分は残るものの,この音楽と演奏はすこぶる面白いですよ(^^;).
 ジャン-フェリ・ルベル(1666-1747)はフランスで音楽家を多数輩出したというルベル一族の出身.〈四大元素(Les Elements)〉とは古代ギリシアあたりから唱えられた,世の中を構成する物質の4つの根源,すなわち水・空気・火・土のことだそうで,錬金術とも深い関係があるそうなのですが,よくわかりません(>_<).このあたりのことはもう少し勉強してから追記することにします.

日常(2006年8月5日)

 お休みの日.暑い暑い(-o-)/
 午前中は定期通院とクルマの点検.先々週の数値が劇的に悪かったのだけど,あれはさすがに例外だった(-_-;).午後はお買い物など.昨日から街中でお祭りがあるためか,何処へ行っても閑散としているわ.

 神戸新聞【レプリカ人形人気 サンダーバード上陸40周年】〈サンダーバード〉は今見ても,なかなかに新しい感じがするものね(^^;).

 毎日新聞【靖国問題:麻生外相が解決私案 まずは「宗教法人」解散を】これは駄目.形を変えた「靖国神社国家護持」に道を開くものですから.

 毎日新聞【雑記帳:悲願92年、冷房車両お目見え 三重・三岐鉄道】,東京新聞【【北勢】“悲願”の冷房車両を導入 三岐鉄道北勢線 まずは1編成】僕が高校生の頃は東北本線でも非冷房車が時々走っていて,窓を半分開けるのは勿論,扇風機が頭上でブ~ンとフル回転していたですね.窓を開けていると時に草いきれが入ってきて,その香りが割りに好きだったのですが,今では水郡線でも冷暖房完備で窓が開かない気動車を走らせているので,鉄道に乗るのも面白味が減ったような気がします.
 無論,毎日非冷房車に乗って通勤している方の大変さは理解しているつもりです(^^;).

2006/08/04

うわーお!

 毎日新聞【矢祭町:寄贈本、5万冊突破 図書館来年開館目指し、きょうから本格整理作業 /福島
 福島民報【論説:矢祭町図書館 相次ぐ書籍寄贈を喜ぶ

 【愚智提衡而立治之至也:大胆】【愚智提衡而立治之至也:やるじゃん(^^;)】の続報です.同県内の誼みで,僕も書籍を寄贈したいのですが,何しろ現在本業が忙しくて家蔵の書籍を選り分けている余裕がありませぬ(-_-;).現在取り組んでいる仕事が一段落したら,少ない数ではありますが,数冊の書籍を寄贈しに出かけたいと考えています.ついでに,矢祭山駅前で鮎の塩焼きを食べて来たいぞ(^^;).

日常(2006年8月4日)

 お仕事の日.週末はノンビリ出来るかな(^^;).

 東京新聞【富山大 大雨被害者を授業料免除 実家被災の学生対象に

 河北新報【仙台でも「生協の白石さん」現象 悩みや恋愛相談続々】大学図書館でも,この手のカードを用いた利用促進策ってのは「あり」のような気がします(^^;).今のところ単なる思い付きの域を出ず,具体的なネタは何もありませんが.

 読売新聞【安倍官房長官は今年4月に靖国参拝…総裁選の争点にも】正直なところ,政治家として論点を示すことも無く,何を中途半端なことをやっているんだろうという感は否めません.どうせ参拝するなら,選挙があろうが無かろうが春季もしくは秋季の例大祭当日に参拝すべきでしょう.8月15日に政治家が参拝することは,「15年戦争」時の戦没者のみを対象としている印象があるので,個人的には好ましくないことだと思ってます.ところで,靖国神社は東京裁判で裁かれたA級戦犯を合祀しているにもかかわらず,戊辰戦争の「賊軍」方を現在に至るまで合祀していないのは何故なんでしょう?
 政治家が,靖国神社が解決すべきことは,A級戦犯以外にもいろいろあるような気がします.

 東京新聞【『富田メモ』 根本を問う 首相靖国参拝の是非材料に】この記事で吃驚したのは,実は最後の〈デスクメモ〉.【あるベトナム難民一家の苦悩 日本で生まれた なのに不法滞在】に対して「「非国民」という感想」が届いたという話に,僕も先日のテロ攻撃を思い出し,暗澹とした気持ちになりました(sigh).まさに「問答無用」の基盤整備が着々と進行しているということですね.物言えば唇寒し!

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲ニ長調

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲ニ長調作品61@オリ・ムストネン&ユッカ・ペッカ・サラステ/ドイツ・カンマーフィル(デッカ:UCCD-9031)

 かのヴァイオリン協奏曲作品61のヴァイオリン・ソロをピアノに仕立て直した,ベートーヴェンのもうひとつのピアノ協奏曲.編曲の際,ベートーヴェンはヴァイオリン協奏曲では書かなかったカデンツァをピアノ協奏曲のために書き下ろしたが,第1楽章のそれは実に長大で,しかも途中ティンパニが闖入して諧謔味を醸し出す,不思議なもの(^^;).ムストネンとサラステはヴァイオリン協奏曲を演奏するのと同じように,なかなか重厚にこの作品を奏でている.

2006/08/03

日常(2006年8月3日)

 お仕事の日.急に会議が入っても対応できません(-_-;).

 山陰中央新報【松江市の山代郷北新造院跡で特殊な伽藍配置判明】実は金堂と講堂が逆だった,ということは無いのかしらん,などと余計なことを考えてしまった(^^;).

ベートーヴェン/交響曲第7番

ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調作品92@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:463 092-2)

 1962年3月の録音.カラヤン/ベルリン・フィルのコンビによる,最初のベートーヴェン/交響曲全集の1曲である.以前にも書いたような記憶があるがこの全集,1961年から62年にかけて一気呵成に録音されたもので,どう贔屓目に考えても,その直前に癌に倒れ再起不能と言われたフェレンツ・フリッチャイ(1914-1963)の挫折したベルリン・フィルとのベートーヴェン全集を意識したとしか思えない.と言うのも,例えばこの第7番はかなりの名人芸を要求される快速調(33分44秒)で演奏されているが,フリッチャイのそれ(1957年9月の録音)は悠揚迫らぬテンポと練り上げられたアンサンブルで39分11秒もかけているのである.フリッチャイの録音の多くが,カラヤンの死後まとめてCD化されるまで長らく日の目を見なかったのもむべなるかな.
 僕はこの何やら熱っぽく勢いのあるカラヤンの演奏,好きですけどね(^^;).

2006/08/02

侍従とパイプ

 bk1ではお取り扱いが無いようなので,今日はアマゾンで.それにしても,1979年初版が260円だったのに,新社になって「限定復刊」とやらになったら「1333円+税」ってのは,幾ら何でも(-_-;).

 入江相政(1905-1985)は入江子爵家の出身で,学習院教授から昭和9(1934)年昭和天皇の侍従になり,昭和44年より死の前日まで侍従長を務めた.歌人でもあり,随筆の名手としても知られた人物.『侍従とパイプ』はその第1随筆集である.

 入江の随筆は,その職掌柄から昭和天皇とその御一家に関する内容が多い.それは晩年に至るまでいわゆる「記者会見」というものをやらず,その肉声に触れる機会の少なかった昭和天皇の私的なスポークスマンとしての役割も担っていたかのようである.それも含めて入江の随筆が楽しいのは,河合玉堂などごく一部の人物を除けば,登場するひとびとが誰も彼もすこぶる愉快な(^^;)人物として描かれていることにある.「最後の宮内大臣」松平慶民のようなひとでさえ,入江の随筆では愉快な人間として登場する.そして,随筆に登場する人物の中で最も愉快な人間なのが,他でもない入江相政そのひとなのだから罪が無い.

 何処から読んでも面白い随筆集だが,ここでは「敬語法の手前のもの」という一文を挙げておきたい.先日も新聞各紙が敬語に関する文化庁の調査を取り上げていたが,入江は


(前略)たいして敬意もいだいてもいないし,親愛感を持つこともできないけれども,そういうことがあまりむき出しになっても,ちょっと工合がわるい,というような冷たい世界に,もっとも必要なものが,敬語法であるともいえるだろう」(p120)
とも書いている.問題は「敬語」以前のところにあるんだぞ,という指摘は存外軽くないだろう.

ブラームス/セレナード第2番

ブラームス/セレナード第2番イ長調作品16@イシュトヴァン・ケルテス/ロンドン交響楽団(デッカ:UCCD-9251)

 今日は何も言わず,これで疲れを癒すことにします(sigh).

日常(2006年8月2日)

 お仕事の日.午後からようやく暑くなり,梅雨明けである(^o^)/

 読売新聞【小樽昭和学園、学生数減少で民事再生法申請へ】これから短大は,短大のみならず大方の地方私大は,ますます職業訓練校化して取得資格と就職率をアピールしなければ入学者が減少していくことになるのでしょう.リベラルアーツなんざ糞食らえで,学問が「学問」として成り立つのは,これからはますますごく一部のブランド大学だけになっていくだろうと考えてますが,さてどうでしょうか(-_-;).

 東京新聞【金沢城造築の石切丁場 戸室石 明治以降も加工 県教委調査 建物基礎などに利用か】メモ.

2006/08/01

日常(2006年8月1日)

 お仕事の日.今日から8月だというのに,何ですかこの涼しさは(-_-;).

 デイリースポーツ【岡田監督 宣言通り“貝”になった】何があったのかと思ったら,どうやら発端はサンスポ【岡田はん、落合見習え!逆転Vへズル賢く…虎党激辛エール】この記事だったらしい.

 毎日新聞【訃報:吉村昭さん79歳=作家】何て言ったらいいのか,言葉が思い浮かばない.素晴らしい「知性」のひとを失った,という感が強い.
 吉村昭の作品を最初に読んだのは,中学生のとき誰かに借りて読んだ『戦艦武蔵』(新潮文庫)だったが,これがこともあろうに最後の数ページが欠落していた,いわゆる「乱丁本」で,終結が尻切れトンボになっていた.尻切れトンボだ,と貸してくれたひとに言ったら「最後まで書かない,そこがいいんだよ」と,今思えばマヌケな話ではある.完全な『戦艦武蔵』を読んだのは,大学に入ってからではなかったかしらん.それはともかく,次に読んだ『陸奥爆沈』(新潮文庫)がある意味,決定打になり,以後も買い漁ったり追いかけたりまではしなかったものの,機会を見つけては読み続けている.
 吉村昭の小説に出て来る登場人物は,誰も彼もあんまり颯爽としておらず,むしろ「もっさり」していたのが司馬遼太郎なんかとは違い,かと言って善人ばかりが登場するハートウォーミングな話ばかりでもなく,実直な苦労が悲劇につながる道筋を至極丁寧に描いていたところが,好きだった.

戦艦武蔵
戦艦武蔵
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
吉村 昭著
新潮社 (1990)
通常2-3日以内に発送します。

陸奥爆沈
陸奥爆沈
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
吉村 昭著
新潮社 (2000.7)
通常2-3日以内に発送します。

零式戦闘機
零式戦闘機
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
吉村 昭著
新潮社 (1988)
通常2-3日以内に発送します。

海の史劇
海の史劇
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
吉村 昭著
新潮社 (2003.2)
通常2-3日以内に発送します。

天狗争乱
天狗争乱
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
吉村 昭著
新潮社 (1997.7)
通常2-3日以内に発送します。

ショスタコーヴィチ/交響曲第6番

ショスタコーヴィチ/交響曲第6番ロ短調作品54@ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団(ウェイトブリック:SSS0040-2

 オケの下手さ加減(特に金管)も含めて,随分と人間臭い(^^;)演奏.テンポの動かし方とか,指揮者の解釈と表情付けに,妙に人情味を感じさせるところがある.

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