アルカン/ピアノ独奏のための協奏曲
アルカン/ピアノ独奏のための協奏曲作品39の8,9,10@ジョン・オグドン(スタインウェイ:456 913-2)
「12の練習曲集」作品39の8番,9番,10番が「ピアノ独奏のための協奏曲」の第1,第2,第3楽章になっているという,凝った構成のもの.通して演奏すると50分近い大曲で技巧的にも大変な難曲との由.何しろ第1楽章(Allegro assai)だけで25分を超えるが,うるさい(^^;).やたらと叩きつけるようなモチーフが頻出するかと思うと,フッと静かな部分が不意に奏でられるあたり,表現主義の先取りのようなところもある.
オグドンの演奏は,文字通り目の覚めるような力演.
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