ブラームス/交響曲第3番
ブラームス/交響曲第3番ヘ長調作品90@クルト・ザンデルリンク/シュターツカペレ・ドレスデン(BMG:74321-17894-2)
ブラームスの交響曲全集3枚組1290円と言う,何とも言えぬお値段で売っていた録音.僕がこの録音を鳴らすのは何年ぶりだか.高校時代に,昨日取り上げた栃木県立図書館で借りたLPをダビングしたテープは散々聴いたよ(^^;).如何にも「ブラームス」という雰囲気の,派手なところの無い地味な演奏である.冬の日本海のような,灰色の訥弁の魅力とでも言おうか.訥々とした語り口がこの作品に相応しい.ホルンのトップはペーター・ダムだそうで,第3楽章のホルンも素晴らしい.
実はカップリングの2番が,同じ語り口で失敗している(特にテンポが悪い)のが面白い(^^;).バルビローリもそうなんだけど,ブラームスを訥々と語らせる指揮者は,2番との相性が悪いようだに僕には思える.
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