ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58@イェフィム・ブロンフマン&デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管絃楽団(アルテ・ノヴァ:82876 64010 2)
ジンマンのベートーヴェンについては,アルテ・ノヴァへの交響曲録音における不快な記憶しか思い出せないので,このCDも購入を躊躇したのだけど,何しろ1枚590円だった(^^;).
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は,クララ・ハスキル&マルケヴィチの録音以外に満足した覚えが無いので(ミケランジェリとジュリーニが第4番を録音する前に喧嘩別れしたのは何とも惜しかった),これもどうかと思っていたのだが.何しろ「あの」ジンマンだから.
金管が時々やかましいのをのぞけば,まず問題の無い録音である.過度に響かせないピアノがよいし,何より,指揮者が交響曲で聴かせた作曲家への忠誠心の欠如が顔を覗かせず,オケが充実した響きを奏でている(交響曲ではマントヴァーニのような音を立てていたオケが,である).それが1枚1000円を切る値段で求められるのだから,推薦するのに何をためらう必要があるか.
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