チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23@クリフォード・カーゾン&ゲオルグ・ショルティ/ヴィーン・フィル(デッカ:UCCD-7135)
まずもって,冒頭の吹奏が無造作なのに驚かされる(^^;).吹きっぱなし,にしか聴こえない.さすが若き日のショルティ面目躍如というところ.このあとも金管はかなりアクセントをキツメに吹かせていて,それを1950年代デッカ特有のハイファイ録音が助長する(^^;).やかましい.
テンポはともかく,オケのお化粧にはとんと無関心なサポートを向こうに回して,「孤高のピアニスト」カーゾンが懐深く,よく指揮者に合わせて豪胆な演奏を聴かせているのはさすが.ピアノにマイクを突っ込んだような録音がカーゾンの線の細さをカバーして,終楽章まで破綻を見せない.
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