ドヴォルジャーク/交響曲第9番
ドヴォルジャーク/交響曲第9番ホ短調作品95(B178)@ヴィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(テルデック:8573-83025-2)
1941年4月の録音.例の如く第2主題ではテンポが遅くなるものの,全体としてはすこぶるモダーンな印象の演奏である.序奏部最後のティンパニも1回しか叩いてないし,過度にロマンティックになることなく思いのほかすっきりしている.終楽章のシンバルが若干(?)強めなのはご愛嬌か(^^;).
メンゲルベルクに比べたらフリッチャイのステレオ録音(DG)の粘ること粘ること(^^;).また,エーリヒ・クライバーの録音(DG)は,これがホントの「表現主義」というところで,あざといくらいに対照を付けているのが時代を感じるわけだが,メンゲルベルクの演奏は,録音が古いだけで,今でもこんな表情付けで「新世界」振る指揮者がいるんじゃないの,と思わせるほど.
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