ブルックナー/交響曲第9番
ブルックナー/交響曲第9番ニ短調@レナード・バーンスタイン/ヴィーン・フィル(DG:435 350-2)
バーンスタインは,僕にとっては当たり外れの激しい指揮者のひとり.最大の「当たり」はプロコフィエフの「古典交響曲」とショスタコーヴィチの第5番をカップリングしたLP(CBSソニー:23AC506),と言えばトシがばれるか(^^;).あれは劇的かつ爽快な演奏だった.
DG移籍後のバーンスタインは,とにかく巨匠風にテンポが遅くなり,それにともなって劇性も動的なものから静的なものに変化したように思える.その変化のひとつの頂点がこの録音だったんじゃないだろうか.まごうことなき「ブルックナー」の再現である.
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