大木正夫/交響曲第5番〈ヒロシマ〉
大木正夫/交響曲第5番〈ヒロシマ〉@湯浅卓雄/新日本フィルハーモニー交響楽団(ナクソス:8.557839J)
基本的にはしばらくの間,CD購入は贈答品以外控えることにしている.が,NAXOSの〈日本作曲家撰輯〉だけは例外として認めてください(って誰に対して申し開きを(^^;)).
この作品は,大木正夫(1901-1971)が丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」からインスピレーションを得たという,「ヒロシマ」へのレクィエムとして最初期の秀作(1953年作曲,初演)である.一貫して救いの無い,悲痛な雰囲気の中,全編これ悲劇的な音楽が延々と奏でられる.聴き疲れのする音楽だが,深い哀しみと絶望がひしひしと伝わってくる,そんな作品.
« 日常(2006年4月8日) | トップページ | 自費出版 »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント