ドヴォルジャーク/交響曲第9番
ドヴォルジャーク/交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」@オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管絃楽団(EMI:7 63869 2)
好き嫌いの多い指揮者だった(^^;)クレンペラーが,何故か「新世界より」を録音しているのはチャイコフスキーの4,5,6番を録音しているのと同じくらい不思議に思える.やっていることは何時ものクレンペラー(^^;)なので,相手がドヴォルジャークだろうがベートーヴェンだろうが変わりなく,透徹した眼差しが音楽の本質を浮かび上がらせる.あくまでドイツ・オーストリア音楽的に,だが.
しかし,第1楽章で繰り返しを励行したり,序奏部最後のティンパニが1回しか鳴らされなかったり,ドヴォルジャークでも実は眼光紙背に通じているところがクレンペラーの偉大なところである.
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