「未来」4月号
【図書館サポーターズネットみやぎ - 未来社の『未来 4月号』】で紹介されていた「未来」4月号(No.475)を読む(他のweblogでも紹介されていたはずなのだが,何処だったのか思い出せないので,取り敢えず1箇所のみ挙げる).
さすがに「書店空間の現在・過去・未来:中村文孝(ジュンク堂書店池袋本店副店長)インタビュー」(聞き手=編集部)は面白くて(^^;).あっ,と思った一言を引いておく.
こーゆうことを,さりげなく言えるようになるまでには,どれだけの修練が必要なのだろう,と考えると気が遠くなる(sigh).
「書店員が本当に一人前になるときとは,不要な本を切れるようになるときです.必要な本を入れるまではアマチュアなんです.」(28頁)
図書館業界的には「図書館民営化問題について」(中十代)を挙げなきゃいけないんだろうけど,随分以前に〈図書館を利用する音楽家の会〉を当blogで紹介したとき,モノの見事に反響が皆無でガッカリした(^^;)のと,内容があまりに図問研的というか業界寄りで,公共図書館の歴史についても業界の公式見解を無批判に受け入れているところがあるので,僕としては「このような文献もありますよ」という程度で失礼する.
なおこの文章,問題点を非常に上手く整理してあるので公共図書館の初学者が,図書館原理主義者が現状の何を問題にしているかを簡便に知るには,参考になる.大学で図書館学を学んでいる学生は必読.
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