モーツァルト/レクィエム
W.A.モーツァルト/レクィエムK.626@ジャン・クロード・マルゴワール/ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ(K617:K617180)
フランスの“K617”という,一風変わった名前のレーベルから出ている,一風変わったモーツァルトの「レクィエム」.
1819年12月19日にリオ・デ・ジャネイロでこの曲が演奏された際,その指揮を執ったジョゼ・マウリシオ・ヌネス・ガルシア神父なる人物が,その3年前にリオを訪れた作曲家のシギスムント・ノイコム(1778-1858)に補作を依頼し,ガルシア神父によるリオでの演奏の際に用いられたと思われる「リベラ・メ」が「コンムニオ」に続けて演奏されている.長い間リオの大聖堂に埋もれていた楽譜が近年発見され,2005年11月13日に復活蘇演が行われた際の録音.追加された「リベラ・メ」は,何やらこの「レクィエム」全体のダイジェストみたいな中間部を持つ,不思議な曲である(^^;).
演奏は,最近おなじみの軽量級「モツレク」.
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