ストラヴィンスキー/春の祭典
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:463 613-2)
1975年から77年にかけて録音された,カラヤンの新盤.カラヤンは「春の祭典」を録音中に,ベルリン・フィルのあまりの鈍重さに業を煮やして近所の喫茶店に駆け込んでジャズを聴きまくった,と言う伝説(^^;)があるらしい.ところがカラヤンの旧録音(1963/64年)について,他でもないストラヴィンスキー自身が不満をとある雑誌で公けにしているそうで(^^;).確かに,ここに聴く「春の祭典」はレガート全開いつものカラヤン流だが,曲の持つバーバリスティックな面をいささか封殺してしまっているキライがある.
とは言え,曲が何だろうが自分の流儀でねじ伏せてしまい,しかもオケに対する最高の統率力で聴かせるカラヤンという指揮者は,確かに凄い指揮者だったのだな.
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