マーラー/交響曲第6番
マーラー/交響曲第6番イ短調@クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(EMI:)
滅入っているときはマーラーを聴く頻度が上がる(^^;).中でも第6番はシェークスピアの悲劇に匹敵する,闘争と敗北の大交響曲であり,自らを鼓舞したいときには繰り返し聴くことになる.
テンシュテットの録音は「稀代の大曲振り」と評されたテンシュテットの面目躍如たる,素晴しい演奏.情熱的で八方破れでありながら,音楽の構築が最高度に達成されているという,信じがたい離れ業がここでは成就している.
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» テンシュテットの「マーラー6番・悲劇的」 [イマドコ?いまここ。]
初めてのテンシュテット。今まで素通りしててごめんなさい。 [続きを読む]
» テンシュテットのマーラーの6番(1991年ライヴ) [yurikamomeの妄想的音楽鑑賞とお天気写真]
テンシュテットのマーラーの6番を久しぶりに聴いたんですよ。再起した後のあのライヴですよ。壮絶ですよ。何がって、オーケストラがハンパじゃない。
のっけの重苦しい不吉な軍隊の行軍のような足音みたいなリズムは、重すぎて私は辛いですよ。熱気をはらんでいるのはよくわかるのだけど、ややかったるいかな。
ところがところが、進むうちにどんどん熱気が熔けだして張り裂けそうになったその亀裂から、中のマグマの怪しい光が漏れてくるようですよ。
3楽章の触ればやけどしそうな弦楽器は、もう灼熱の溶鉱炉から流れ出す... [続きを読む]
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