玄人ばなし
(承前)
考えるところあって,記事を切り分け書き直しましたm(_)m
しかし,これまでは業界と関係の無いひとたちが「図書館」を設立する話が出ると,秋田県西木村(現・仙北市)の全国ありがとう文庫に向けられた,某団体で見聞した意見がその典型だったように,業界からあがってくる「玄人の声」は「ど素人が図書館まがいの施設を作って(失敗して)やがる」という感じの,嘲りの声だったんですよね.その後,ある程度成功した「全国ありがとう文庫」に対して,嘲った玄人が反省の弁を述べた,と言う話も聞きません.
でも正直なところ,そーゆう玄人のギルド意識が,例えば図問研のような(古き)プロフェッショナルを標榜する団体に対する,若いひとたちの関心が失われる原因になっているのは間違いないでしょうね.若いひとたちによるこーした活動を,どの程度(特に甲羅を経た)玄人たちが認識し,リスペクト出来るか,このあたり現在の図書館業界を牛耳る連中の器を計る試金石になります.プロフェッショナルな公共図書館公務員の支持を背景に就任した塩見昇日図協理事長には,彼らをリスペクトするのは無理かもしれませんが,これから「図書館雑誌」や「みんなの図書館」がふなばし駅前図書館の記事を新聞記事のクリッピングではなく,自前で掲載するかどうか楽しみですよ(^^;).
そんなわけで,彼の(^^;)船橋市図書館が「ふなばし駅前図書館」に対して,どのようなスタンスで臨んでいるのか,いささか興味があります.どなたかご存知ありませんか.
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