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2006/03/23

「貸出至上主義」の免罪符?

 毎日新聞【闘論:国会図書館改革 坂本由紀子氏/成田憲彦氏

 毎日新聞を購読しているのに,この記事が掲載された日は留守で新聞を停めていたのでした(-_-;).以前もこんなことがあったな.
 それはさておき\(^^\)(/^^)/

 要するにこの記事自体は「不勉強な輩に何を語らせても無駄」というだけのことで,不見識と不勉強こそが「改革」の正体だというのがよくわかる話(^^;).もっとも,何処かの首相や大統領を見れば,不見識と不勉強を逆手にとり,それを中央突破のエネルギーに変えてしまうところが何とも(-_-;).
 でもって,今や「正義」は不見識と不勉強の俗論にあり,今後日本図書館協会のような,曲がりなりにも図書館政策を立案する立場にある連中がどのように俗論を突破して国民の支持を得られる意見を披露出来るか,ということになっていくのでしょう.もう遅いのかどうか,悪いけど僕は「お手並み拝見」(^^;)とまいります.

 で,その俗論に対する玄人の反応なのですが,中にはちょっとどうしたものかな(^^;)と思えるものもあります.

 【葦岸堂: 「副業」としての図書館

 これ,最初は国立国会図書館改革を廻ってもっともらしいことが書いてありますが,気がつくと突然,


「貸出至上主義・娯楽重視の公共図書館のあり方が図書館についての世間の認識を誤らせたのだ」というアンチ・テーゼでは、この「闘論」に見る図書館認識の不在に何も訴えることができていないということになります。
と言う一文が登場します.上記の引用で「図書館についての世間の認識を誤らせたのだ」云々というのは,名指しこそされてませんが,明らかに僕がエントリーした【 「図書館」間の機能分化(おさらい)続き】などへの言及ですので,取り敢えず過剰に(^^;)反応しておきます.

 この文章,全体では国立国会図書館改革を論じる中に「貸出至上主義」を廻る論争への言及を挿入することで,「貸出至上主義」を廻る論争を異化し,「貸出至上主義」は日本の公共図書館業界の惨状に対して罪は無い,と免罪することを目論んでます.強引ですが,なかなか巧妙なやり方です(^^;).

 それにしても葦岸堂の中のひとは「貸出至上主義・娯楽重視の公共図書館のあり方」と並べることにより,あたかも貸出至上主義を批判する論者が「貸出至上主義=娯楽重視」と取っているかの如き印象を与えようとしていますが,少なくとも葦岸堂の中のひとが直接のターゲットとしている当blogでは,「貸出至上主義=娯楽重視」という意味のことを書いた記憶がないんですよね(^^;).このあたりも,葦岸堂の記事はなかなか巧妙なデマゴギーになってます.

 そもそも「貸出至上主義」は,公共図書館経営における蔵書構成論(選書論)において「価値論」と称される理論への対抗軸として,利用者の要求を重視する「要求論」と呼ばれる理論が日本図書館研究会読書調査研究グループにより打ち出されたのが理論化の始まりですから,僕としても貸出至上主義の結果が「娯楽重視」に陥った,という表現はあるでしょうが,「貸出至上主義がイコール娯楽重視である」とは認識してないのが当然かと(^^;).仮にもし貸出至上主義を「娯楽重視」の選書論だと看做すなら,貸出至上主義もまた「娯楽」という価値に依拠する「価値論」の亜種だということになるじゃないですか(^^;).これでも一応,公共図書館の普及促進運動の手段としての貸出至上主義には敬意を表しているつもりなので,そのような誤読はいたしません(^^;).
 
 本来,都道府県立図書館と市町村立図書館の役割分担を廻る,国会図書館改革と無関係のエントリーでの言説を持ち出して,あたかも国会図書館を廻る言説のように装って引き合いに出し,その言説が全く無意味であるかの如く論じるのは,デマゴギーの典型的な手法です.「貸出至上主義」の免罪といい,斯様な玄人の党派的かつトリッキーな言説が今,どれだけ忌避されているかこの期に及んでもなお理解できない(理解しようとしていない)業界人の存在には,何ともガッカリさせられます.

 国立国会図書館改革を廻る議論は,「貸出至上主義」を免罪するためにあるものでは無いでしょう.党派的な言説で公共図書館の機能を廻る議論,また国会図書館改革を廻る議論をを矮小化するのは慎んで欲しいものですね(^^;).

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